2025.03.30 フォーマル ビジネススーツ
真夏であっても、通夜や告別式、法事といったフォーマルな場では、きちんとした礼服の着用が求められます。暑さの中であっても、周囲への配慮や故人への敬意を示す意味から、服装のマナーを守ることは非常に重要です。
しかし、真夏の礼服は非常に暑く、汗や蒸れによって不快感を覚える方も少なくありません。そこで今回は、夏でもストレスなく、かつマナーを損なわない礼服の着こなしやアイテム選びについて解説します。
礼服といえば「黒のスーツ」が基本ですが、夏場に適した仕様の礼服を選ぶことで、見た目はきちんとしながらも快適に過ごせます。
通年用の礼服は生地がしっかりしており、保温性があるため夏には不向きです。対して、夏用の礼服は以下の特徴を持っています。
薄手のウール素材やウール×ポリエステル混紡
背抜き仕様のジャケット(裏地が少ない)
通気性の高いメッシュ構造や軽量設計
見た目の黒の濃さはそのままに、軽くて涼しい着心地を実現しています。
突然のお通夜や法事の案内があることもあるため、夏用の礼服を一着持っておくと安心です。体調や印象を保つためにも、シーズンに合った礼服の準備は大人のたしなみといえるでしょう。
夏のフォーマルシーンでは、礼服だけでなくシャツやインナー選びも快適さを左右します。
通気性の良い接触冷感素材のインナーがおすすめ。
綿素材の肌着よりも、ポリエステル系の速乾素材の方が汗を吸い取ってくれる。
背中や脇部分にメッシュ加工があるタイプは特に快適。
礼服には白無地のレギュラーカラーが基本。
夏場は薄手でアイスコットンやCOOLMAXなどの素材が人気。
ネクタイとの相性も良く、見た目も清潔感をキープ。
通気孔のある革靴や、インソールに消臭機能のあるものを活用。
屋内では可能であれば靴を脱いで汗を逃がすのも一つの方法。
フォーマルシーンでは汗をそのままにせず、こまめに拭うのがマナー。
消臭機能付きの汗拭きシートがあれば、気になる匂いもカバー可能。
ハンカチは白無地か、目立たないシンプルなものを選びましょう。
「暑いから」といって、ジャケットを脱いだりノーネクタイで参列するのはマナー違反になり得ます。
室内や空調の効いた会場では、ジャケットを着用し続けるのが基本。
屋外の猛暑時や移動中は、一時的に脱ぐことも許容範囲(着脱時は周囲の状況をよく確認)。
脱いだジャケットは丁寧に持ち、だらしない印象を与えないよう注意。
可能であれば、涼しい素材で仕立てた夏用礼服を事前に用意しておき、無理なく着続けられるようにするのが理想的です。
夏のフォーマルシーンでは、気温や湿度の高さがネックになりますが、礼服の素材やインナー、小物の選び方を工夫することで、快適さを保ちつつマナーもきちんと守ることができます。
夏専用の礼服を準備しておくと安心
吸湿速乾性の高いインナーや涼感シャツで快適に
靴や小物にも涼しさを意識した選び方を
ジャケットの着脱はTPOを見極めて対応
「暑いから仕方ない」ではなく、「暑いからこそ工夫する」ことが、真にスマートな大人の着こなしです。暑さの中でも心地よく過ごしながら、大切な場面での敬意や礼儀をしっかりと表現しましょう。