2024.10.18 成人式スーツ 結婚式参列衣装 フォーマル 新郎衣装 ビジネススーツ
スーツのデザインや印象を大きく左右する要素の一つが「ラペル(襟)」です。ラペルの種類や形状によって、スーツ全体の雰囲気が変わり、フォーマルな場からカジュアルなシーンまで、適切なラペルを選ぶことで洗練された印象を与えることができます。今回は、定番のラペルデザインに加え、セミノッチやセミピークなどの解説も、さらにはシングルやダブルのスーツとのイレギュラーなラペル組み合わせについても詳しく解説していきます。
ラペルは、ジャケットやコートの前面にある襟の折り返し部分を指します。ラペルの形状や幅によってはスーツのスタイルが変わり、その人の印象を左右する重要な要素となります。ラペルには、いくつかの基本的な種類があり、それぞれが異なる印象を与えます。その為ラペルについて知っていて損はありません。
まずは、最も一般的なラペルの種類であるノッチ、ピーク、ショールの3種類を紹介します。それぞれが与える印象や、適したシーンについて詳しく見ていきましょう。
ノッチドラペルは、最も標準的なラペルの形状で、襟に切れ込み(ノッチ)が入っていることからこの名前がついています。ビジネススーツでは一般的に見られるデザインで、どんな体型にも合うバランスの取れたラペルです。
ピークドラペルは、襟の先端が上向きに尖っているラペルで、よりフォーマルで力強い印象を与えます。タキシードやダブルブレストのジャケットに使用されることが多く、ラペル自体が目立つデザインです。
ショールカラーラペルは、襟に切れ目がなく、滑らかに曲線を描くデザインで、最もフォーマルなラペルの一つです。タキシードなどのイブニングウェアに使われることが多く、エレガントで上品な印象を与えます。
ラペルには、基本的なノッチ、ピーク、ショール以外にも「セミノッチ」や「セミピーク」などの変種があります。これらはラペルの細かいデザイン変更によるもので、さらに繊細なスタイル調整が可能です。
セミノッチラペルは、その形状が似ていることから別名フィッシュマウスとも言われ、通常のノッチドラペルと比較して、襟の切れ込みが浅く、より控えめな印象を与えます。ビジネスシーンでも見られるデザインです。
セミピークラペルは、ピークドラペルに似ていますが、襟の先端がやや控えめで、尖り具合が緩やかなデザインです。フォーマルな場面に適しながらも、過度な自己主張を抑えた印象を与えます。
スーツのラペルとスーツスタイルの組み合わせによっては、イレギュラーな印象を与えることがあります。これらの組み合わせは、一般的ではないものの、個性的なスタイルを求める人にとっては面白い選択肢です。
通常、ピークドラペルはダブルブレストのスーツに用いられますが、シングルブレストのスーツでもピークドラペルを選ぶことができます。この場合、スーツにフォーマルな雰囲気を加え、個性的でありながらも力強い印象を与えます。
ダブルブレストのスーツには通常ピークドラペルが選ばれますが、ノッチドラペルを選ぶと、ややカジュアルな印象になります。フォーマルさが少し和らぎ、柔らかい印象を与えますが、ビジネスシーンではあまり一般的ではありません。
スーツのラペルは、その形状や幅によってスーツ全体の印象を大きく左右します。ノッチ、ピーク、ショールと
といった基本的なラペルに加え、セミノッチやセミピークなどのバリエーションも知っておくことで、より細かいスタイル調整が可能です。また、イレギュラーな組み合わせによる独自のスタイルを楽しむことで、自分らしさを表現しつつ、シーンに応じた適切な印象を変えることができます。
ご自身の体型やTPOに合わせたらラペルを選び、スーツスタイルをより精査されたものにしていくのにお役立て下さい。