スーツのフィット感を完璧にするためのポイント

2024.06.08 フォーマル ビジネススーツ セットアップ

スーツのフィット感を完璧にするためのポイント

スーツのフィット感は、見た目だけでなく、

着心地や印象にも大きく影響します。

 

今回は、スーツの各部位ごとにフィット感の確認ポイントを詳しくご紹介します。

もちろん、好みのスーツのフィット感については、

その着る人それぞれでかわってきます。

今回伝えさせていただきたいのは。一般的な着心地と見た目の印象にかかわるフィット感です。

 

よりスマートに無理なく着ていただく、これが一番の目的です。

目次

ジャケットのフィット感

<肩>

肩の縫い目の位置

  • 確認方法: 鏡の前で肩の縫い目が自然に肩の端と一致しているか確認します。肩を上下に動かしたときに縫い目がずれないことも確認ポイントです。
  • 注意点: 縫い目が肩より内側にあるときつすぎ、外側にあると大きすぎます。
  • アドバイス: 店員さんにフィッティングを手伝ってもらい、肩の位置を確認してもらうと安心です。

 

 
 
 
 
 

肩のライン

  • 確認方法: ジャケットを着た状態で肩がジャケットからはみ出していないか、自然に肩のラインに沿っているかを確認します。
  • 注意点: 肩パッドが大きすぎると不自然に見えるので注意しましょう。
 
 
 
 
 

ジャケットのサイズ合わせの基本は肩です。

肩が狭いと明らかに窮屈な印象になり、昔の痩せている頃のジャケット??

などと思われかねません。

 

 

反対に肩が大きく落ちてしまっているのは

ビジネススーツでは特にだらしない以外の何者でもありません。

 

肩をきちんと合わせることは印象にとって重要な要素です。

<背中>

シワの有無

  • 確認方法: 鏡を使って背中全体を確認します。特に肩甲骨周りやウエスト部分にシワが寄っていないかをチェック。
  • 注意点: シワが寄る場合は、ジャケットが大きすぎるか、フィットしていない可能性があります。
 
 
 
 
 

可動域

  • 確認方法: 腕を前に伸ばしたり、回したりして突っ張り感がないか確認します。ジャケットを着たまま動いてみて、動きやすいかどうかも重要です。
  • 注意点: 突っ張り感がある場合、ジャケットが小さすぎるか、肩周りが合っていない可能性があります。
 
 
 
 
 

シワの原因は、個人の体型やクセの違いによって発生します。

 

窮屈で動きづらい箇所がある場合やアスリート体系のように体型の特徴がはっきりしている場合に多い傾向があります。

 

規制品ではどうしてもシワや窮屈な箇所が発生してしまう方は多いです

 

その場合は、オーダーが解決しますので一度検討してみるのもいいのではないでしょうか

<胸とウエスト>

ボタンを留めた状態

  • 確認方法: 一番上のボタンを留めたときにジャケットが胸にフィットし、ウエストラインが自然に絞られているかを確認します。
  • 注意点: ボタンを留めたときにシワが寄らないことも重要です。
 
 
 

ゆとりの確認

  • ジャケットの前を引っ張ったとき、拳一つ分の余裕があるか確認します。余裕がありすぎるとだらしなく見えますし、きつすぎると動きにくくなります。
 
 
 
 
 

ウエストを絞ったシルエットは、

スタイリッシュで

スーツのかっこいい印象度を上げてくれます

 

ただ、絞りすぎておなかのラインがはっきり見えたり、ウエストにしわが入るのは良くないです。

<袖丈>

シャツとのバランス

  • 確認方法: ジャケットの袖口からシャツの袖が1~1.5cm程度見えるか確認します。手を下ろした状態でチェックするのがポイントです。
  • 注意点: 長すぎるとだらしなく、短すぎるとバランスが悪く見えます。
 
 
 
 
 

全体のバランス

  • 確認方法: ジャケットの袖丈が手首の骨の位置にくるように調整します。手を自然に下ろしたときに、袖口が手の甲にかかりすぎないかもチェックします。
 
 
 
 
 

袖口にシャツが覗くのは、シャツはインナー(肌着)としての要素を持っているためで、

 

ジャケットが直接肌に触れ、汚れたり痛んだりすることを防ぐ意味があります。

 

袖丈をきちんと整えることは、清潔感を演出する効果があります。

<ジャケットの丈>

ヒップのカバー

  • 確認方法: ジャケットの裾がヒップの半分から3/4程度を覆う長さか確認します。鏡を使って横から見たときのシルエットをチェック。
  • 注意点: 短すぎるとカジュアルになりすぎ、長すぎると重たく見えます。
 
 
 
 
 

全体のバランス

  • 確認方法: ジャケットの前側の丈がズボンのファスナーの下部にかかるくらいか確認します。自然な長さが重要です。
 
 
 
 
 

ジャケット丈は、

スーツとジャケット(単品・ジャケパン・カジュアルジャケット)では、スーツの方が2cm程度長いのが良いです。

 

スーツは上下合わせてのバランス重視で、

ジャケット単品の場合上下の色が違うので、上下の境目がはっきりします。長いと野暮ったい印象になります。

 

 

スラックスのフィット感

<ウエスト>

着用時の快適さ

  • 確認方法: スラックスを履いたときにウエストに指2本が入る程度のゆとりがあるか確認します。座ったり立ったりしてみて、違和感がないかもチェックします。
  • 注意点: きつすぎると不快感を覚え、緩すぎると落ちてきます。
 
 
 
 
 

ベルトの位置

  • 確認方法: ベルトを締めたときに自然にウエスト位置で止まり、ずり落ちないか確認します。
 
 
 
 
 

スラックスのウエストは

通常4~5Cm程度は出し入れができるように作られています。

体型を維持できるのが望ましいですが

ウエストは修正できるので

できるだけまめにゆるみや窮屈がないように合わせるのがお勧めです

 

<ヒップ>

シワの有無

  • 確認方法: ヒップ部分にシワが寄っていないか確認します。特に座ったりしゃがんだりしたときにシワができないかをチェック。
  • 注意点: シワが多い場合はサイズが合っていない可能性があります。
 
 
 
 
 

ラインの確認

  • 確認方法: ヒップラインが自然にフィットし、突っ張り感がないか確認します。
 
 
 
 
 

パンツの一番サイズを合わせるべきは、ヒップになります。

 

ヒップがきつくなると、破れの一番の要因となります。

 

普通に履いて、脇のポケットの入り口が広がっているようであれば、明らかにヒップがきついです。

 

また、お尻の下の方にシワが多いとダボダボしすぎてかっこ悪いので、ヒップサイズはきちんと合わせましょう。

<太もも>

動きやすさ

  • 確認方法: 太もも部分に余裕があり、動きやすいかを確認します。しゃがんだり足を組んだりしてみて、きつくないかをチェック。
  • 注意点: ピタピタすぎると動きにくくなります。
 
 
 
 
 

シルエットの確認

  • 確認方法: 太もも部分が体にフィットしつつも、ピタピタにならないように注意します。
 
 
 
 
 

太ももから膝、こむら(ふくらはぎ)、裾にかけて、タイトに仕上げると脚の形がくっきりと出てきます。

 

なかなかきれいな脚の人は少ないので、お勧めはほどよくゆとりがあり。シワがあまり出ないシルエットです。

<裾丈>

くるぶしの位置

  • 確認方法: 靴を履いた状態で、裾がくるぶしの上部にかかる程度の長さか確認します。座ったときにソックスが少し見えるくらいが適切です。
  • 注意点: 長すぎると裾が汚れやすく、短すぎるとバランスが悪く見えます。
 
 
 
 

全体のバランス

  • 確認方法: 前側の裾が靴の上部に軽く触れるくらいの長さがベストです。後ろ側の裾は、靴のかかとの上部にかかるくらいが理想です。
 
 
 
 
 

股下(裾丈)の長さは印象に大きくかかわってきます。

一般的には裾が靴にかかり、ハーフクッションから1クッションくらいの長さが適正ですが、

 

短くアクティブな雰囲気やよりフォーマルに十分に長さをとるなど、印象によって変えこともあります。

 

通常短いいと、活発でアクティブ、場合によってはやんちゃな感じもあります。

 

長いのは、フォーマルですが、長すぎるのはダサいのでほどほどがお勧めです。

全体として

これらのポイントをしっかり確認することで、スーツが身体に自然にフィットし、スタイリッシュでプロフェッショナルな印象を与えることができます。オーダーメイドスーツの場合は、これらの細かい調整が可能ですので、ぜひフィッティングの重要性を実感してください。

フィッティングのコツ

  • 店員さんに相談: プロのフィッターにアドバイスをもらうと、自分では気づかないポイントも見つけてもらえます。
  • 試着を重ねる: 一度で完璧にフィットするスーツを見つけるのは難しいので、いくつか試着してみましょう。
  • 体型の変化に注意: 体型が変わるとフィット感も変わるので、定期的にフィッティングを見直すことが大切です。

この記事を参考に、フィット感の重要性を理解し、自分に合ったスーツを見つけてください。素晴らしいスーツ姿で、自信を持って毎日を過ごしましょう。