2023.07.18 結婚式参列衣装 ビジネススーツ
スーツのベストは、なんとなくおしゃれ感を意識しているように見えるため、仕事の場面やフォーマルな席で相手に失礼にならないかと着用を考える方も多いのではないでしょうか?
スーツスタイルでは、基本的にベスト着用は正装に近づける着こなしであるため良い事なのですが、注意するべき場面もありますのでご紹介して行きます。
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ベスト付きスーツ(スリーピーススーツ)が失礼になる場面は厳密には決められておらず、年齢や役職も関係ありません。
ですが、ベストのイメージとして、向かない場面が存在する事も事実ですので、具体例を見て行きましょう。
お葬式や告別式などの弔事では、喪主よりも格上になる着こなしは控えるのが望ましいですので、
喪主が正礼装のモーニングやベスト付きのスリーピーススーツの様な格式の高い着こなしである事が分かっていれば問題は無いのですが、通常の略礼服(ブラックフォーマルツーピース)である事も予想される場合などは、スリーピーススーツでの参列は控えておきましょう。
マナーや着こなしのルールとして違反ではありませんが、他の人が受ける印象を考えると避けた方が無難となる為です。
就活の中で重要になる面接ですが、特に新卒であればスリーピーススーツの着用は避けた方がいいでしょう。
面接では、これから一緒に働くのにふさわしい人材かどうかを見極めるような場です。
そのため仕事よりファッションを重視しているようなイメージが強くなってしまうと逆効果になる事があります。
また「若いのにスリーピースを着用するのは偉そうだ」という考えを持った方がいらっしゃることも考えられます。
面接官がそういった考えをされるかもしれない可能性を考えると、就活でのベストを着用するのは避けておく方が無難と言えるでしょう。
就活と同様の理由で、新人のスリーピース着用も控えておく方が良いでしょう。
とくに上下関係がしっかりしている業界などでは、「先輩より格上の着こなしは失礼だ」と考える可能性がありますので控えておきましょう。
ですが、アパレル業界など、ファッションを売りにしている業界であれば、やる気やセンスとして受け入れられるケースもあります。
それでは、何のためにベストを着るのか、ベストが、失礼になるかもしれない場面を見てきた限り、スリーピーススーツ良さが有るのか?と思うかもしれません。
しかし、新人から1年2年と過ぎて行くと社会人として、社内、社外を含めて自分をどれだけ信用してもらえるかも重要の要素になってきます。
スリーピーススーツはツーピーススーツよりも、クラシックでフォーマルな装いで格式高く見え、「相手として対等に話せる人」「仕事ができる人」また、相手に落ち着いた印象を与える装いの為には役立つアイテムです。
没個性的な印象を与えがちなスーツを一格上に持ち上げてくれるアイテムとして取り入れるというのが、ベストを着る意味になります。
また、スタイルを良く見せるという点でも効果的です。
スーツは胸板がある程度立体的な方がかっこよく見える服装です。
そのためベストを着用するスリーピーススーツは、ツーピーススーツに比べ、胸元に立体感が生れ体型をカバーしスーツ映えさせることができるのです。
人と違う装いをする時には、自分のサイズにフィットしているサイズであること、自分の体型に似合う色や柄を選ぶのが重要です。
ベストの着丈の長さは、ベストとパンツの間からシャツが見えるとだらしない印象になりますので、ベストの丈はパンツのベルト部分が隠れる程度のものが基準です。
立ち上がった時にボタンのまわりにシワが無く、座った時に少し張るくらいがちょうど良いフィット感です。
サイズがキツイと座った時のボタンに引かれ横シワが入り、立ち上がった時にシワが残り、ベストが疲れた印象になってしまいます。
また、反対にユトリが多いと、シルエットにメリハリの無いシルエットがスタイルを悪く見せ、逆効果になってしまいます。
ベストとパンツの間かネクタイが覗くのもだらしない印象になってしまいますので、ネクタイが覗かない様に工夫しましょう。
ベストの一番下のボタンは留めないのが基本マナーです。
アンボタンマナーと言ってスーツスタイルのルールの一つです。
いかがでしたでしょうか。
今回は、スーツのベストは何のため?ベスト着こなしのマナーとは?というタイトルでお話しを進めてきました。
今回の内容を参考にベストを正しく取り入れて、自分をいっそう引き立ててくれるアイテムとして取り入れてみてください。
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