2023.04.08 ジャケット ビジネスシャツ
2005年から試行されたクールビズもコロナ禍を経て、現代ではスマートカジュアルとしてビジネスシーンの着こなしの年中定番となっていますが、ビジネスシーンでの身だしなみを維持しつつ、暑い季節でもいかに爽やかに見せるのかは永遠の課題として残されています。
ビジネスシーンに相応しく、だらしなく見せない「スマートカジュアルの作法」を改めて確認し、暑いクールビズシーズンに備えましょう。
まずは、着こなしの基本「清潔感」「サイズ感」に注目しましょう。
ポイントの一つ目は、「清潔である」と言う事と「清潔感がある」と言う事は、意味が違うという事を覚えておきましょう。
洗濯したばかりのシャツは「清潔」ですが、シワが多く残っていたり、ボタンの付け糸がホツレテいたりすると清潔であっても「清潔感がある」とはいえません。
シミや汚れが無く「清潔である」ということは前提条件で、その上で「清潔感」を出すには、アイロンを細部までかけ、傷みやホツレなどのメンテナンスにまで気を配れているか確認しましょう。
特に、暑い季節では「清潔感」が着こなしの要となります。
洋服の「サイズ感」が人に与える印象はとても大きく、スマートカジュアルの場合、上下同じ素材で組み合わされたスーツと違い、単品の別々のアイテム(ジャケット、シャツ、パンツ)を組み合わせた時の全体のサイズバランスで統一感を出す必要があり、一つ一つのアイテム同士のサイズ感を合わせおく事が大切です。
上下の組み合わせでサイズが大きかったり小さかったりすると、アンバランスでとても目立ちます。
同じような「清潔感がある」ジャケットとパンツ姿でも、すっきりとした印象の人と、だらしない印象の人に分かれるのは、全体の「サイズ感」のバランスによる違いが大きいです。
ジャケット、シャツは、肩幅、胸回り、胴回り、首廻り、袖の長さ上着の丈が長く感じたりしませんか?
パンツは、シルエットや股下の丈、 ウエストが緩くて履き位置が落ちていたりしませんか?
特に春夏はシャツのサイズ感が重要なシーズンです。
胴回り、袖の下などパット見て分かりやすい所がダボダボなケースも多くあります。
着こなし全体を見てバランスが合ったサイズのものを選びましょう。
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洋服の着こなしでは、「○○そう!」という目で見た印象も大切です。
ジャケットやパンツなどは「涼しそう」に見える少しザラっとした素材が涼しげでおすすめです。
人から見た時の「○○そう!」を取り入れるのも着こなしの作法の一つです。
また、シャツ1枚で過ごすことが多い季節では、シャツが透けないことも重要です。
最も避けたいのは、地肌が透けて見えることです。
厚みの有るシャツを選ぶか、下着を着用することで改善できますので、下着の色も透けにくいベージュや薄いグレーの下着を合わせ、下着の形もシャツの襟元から覗きにくいVネックがおすすめです。
これで「暑いから仕方ない」という、だらしなさを見せなくてすみます。
冬のウオームビズシーズンは反対に「暖かそう」をイメージする素材や「寒いから仕方ない」といった着ぶくれの原因となる過度な重ね着など気を付けてみて下さい。
スマートカジュアル(クールビズシーズン)は、一般的に「シャツとパンツ」というスタイルが浸透しています。しかし、外部の方との商談などでは、ジャケットを準備しておく事も作法として大切にしたい所です。
暑い季節では、肩パッドや芯のないアンコン仕立てのジャケットを準備しておく事をおすすめします。
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今回は「スマートカジュアル(クールビズシーズン)をだらしなく見せない為の作法とは」
とはというタイトトルで進めてきました。
これから暑さも本番です。改めて着こなしを確認し、クールビズシーズンに備えましょう。
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