2023.03.11 ビジネススーツ
スーツを長年着ているとパンツだけ先に傷んで、上着だけが残ってしまった経験はないでしょうか?
そこで今回は、「スーツの上着だけが残っちゃった!スーツで上下色違いでの着こなしのポイントは?」というテーマで進めて行きたいと思います。
ビジネスシーンで上下お揃いの生地で着こなす事を「スーツスタイル」
上下で色違いのテーラードジャケットとパンツを組み合わせることを「ジャケパンスタイル」と呼びます。
ビジネスシーンも近年のカジュアル化の波と共にスーツを着る機会が少なくなったといわれますが、正確には生活全てにおいてビジネスとカジュアルの違いが曖昧になってきていると言ったほうが正しいのではないでしょうか。
したがって、ビジネスカジュアル(ジャパンスタイル)を推奨している企業であれば上下色違いのジャケパンスタイルでも問題ないでしょう。
ですが、全てビジネスカジュアル(ジャパンスタイル)でいいと言う事でなく、スーツスタイルでの方がスムーズに仕事が進む事がありますので、ジャパンスタイルが相応しくない場合も確認しておきましょう。
ジャケパンスタイルは上下揃いのスーツよりもカジュアルな印象のため、ビジネスカジュアルを推奨していない会社や業界ではでは控えておきましょう。
企業や業界の考えで、服装の乱れがサービスや商品の安心感を損なうと考えられる場合、ルールが守れないと認識されてしまう可能性があるので注意しましょう。
絶対に避けるべきという事ではありませんが、初めての打ち合わせをするときはジャケパンスタイルを避けたほうが安全です。自分より相手のほうがフォーマルになってしまうと、着こなしとして失礼にあたると考えられる事が有る為です。また、クレームなどでの対応の機会も着こなしを通じて誠意を示す為、落ち着いた色合いのスーツスタイルで臨むのがおすすめです。
冒頭でお話したように、スーツの上着のみが残ってしまった場合は、この世間の波に乗ってスーツスタイルをジャパンスタイルに変化させてしまえばいいのです。
しかし、ただ単にスーツを分解して着てしまえばOKという物ではありません。
選び方と着こなししだいで、上下の色違いはアリにもナシ(ダサい)にもなりますので、詳しく見て行きましょう。
無地のスーツから始めよう
おすすめとしては、無地のスーツから始めてみて下さい。
特にストライプ柄が入っているスーツだと上下対のスーツをいかにも分解した様に見えやすい為、着こなしが難しいです。
まだ反対に、チェック柄のスーツの方が上下別々でも着やすいと思いますが、無地のスーツが有れば無地のスーツから始めましょう。
濃紺の上着と黒のパンツなど一見近い色なので組み合わせやすそうですが、こちらも上下対のスーツを分解した様に見えやすい傾向があります。
濃紺や黒の上着にはグレーや一回り明るいライトグレーのパンツを組み合わせる方がジャケパンスタイルとしてキレイにまとまります。
ジャケパンスタイルの基本的な組み合わせでは、上下の明暗を付けた着こなしをお勧めします。
コーディネート上級者になってくれば、明暗の少ない着こなしでもチグハグにならずまとめられるのですが、初めの内はコーディネートの定番配色で練習しておきましょう。
上下別々の物を組む場合、サイズ感が上下で崩れている場合は特にチグハグな印象になる為、元のパンツと同等のサイズ感の物を合わせる様にしましょう。
上下別々の色の組み合わせの場合、コーディネート全体の色数を絞る事でと統一感が生れやすくなります。出来れば全体で3色までで構成した方がシンプルにまとまります。
色数を少なくする事と同じ意味合いで、上下揃いのスーツを着用するときと同じく、ジャケパンスタイルでもシューズとベルトの色は合わせるようにしましょう。
シューズとベルトの色を合わせることで全体に統一感が生まれ、スッキリした印象になりますので取り入れてみて下さい。
冒頭に無地がお勧めと書きましたが、少し慣れてくると柄物を取り入れてアクセントにしてみて下さい。この時は、ジャケットかパンツのどちらかにしましょう。柄物に慣れていない方は小さな柄を取り入れると、さりげなくおしゃれな着こなしができます。
ジャケパンスタイルが慣れてくれば、ジャパンスタイル専用のジャケット単品やパンツ単品、インナーにも季節感を取り入れてシフトアップしてみて下さい。素材に季節感が入るとよりコーディネートの楽しみが広がります。
いかがでしょうか。
今回は、「スーツの上着だけが残っちゃった!スーツで上下色違いでの着こなしのポイントは?」というテーマで進めて来ました。
ぜひこの記事を参考に、上着の有効活用や、ジャパンスタイルを取り入れてみて下さい。
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