2023.01.08 結婚式参列衣装 フォーマル
スーツは正装であり、正装でしか踏み入れられない場で着用するものです。
ですので、正式な着方やマナーを知っていればスマートに見え、良い印象を与えられるものですが、反対に間違った着方やマナーでは、だらしのない人だとみなされてしまうリスクもあります。
そこで今回は、結婚式にお呼ばれしたなど、普段スーツを着る機会の少ない方や正しい着方ってどうだったかな?
という方に向けて正しいスーツの着方の基本をご紹介してまいります。
正式なスーツの着方には各部位に適切なサイズ感や着こなしがあり、その着こなし一つ一つに意味が存在します。
上から順にスーツの各部位にスポットをあてて、正しい着方をご紹介します。
首から肩先の傾斜に沿うジャケットを選びましょう。
上着の襟がシャツの衿から浮かず、肩山と肩先の縫い線が肩に重なる物が合っている証です。
そしてシャツの衿が上着の襟から1~2㎝程度のぞいている事が大切です。
これで、上着の襟が直接触れない為、汚れにくく清潔な印象を保つ事ができます。
スーツのフロントボタンにはデザインによって正しい留め方があります。
2つボタンの上着の場合には上の1つを、3つボタンの上着ならは上から2つを、段返りの上着3ボタンの場合には中央のみを留めましょう。
各デザインの下のボタンを留めてしまうと、裾に向かって広がるシルエットが崩れ、シワが入り、見苦しい印象になってしまいます。
ですので上着の下の釦は留めません。これをアンボタンマナーといいます。
また、イスに座る際はフロントボタンを外して座るとマナーの良い振る舞いになり、シワ予防にもなりますので是非実践してみて下さい。
手を降ろした際にシャツの袖が1~2㎝程度上着の袖口からのぞく長さが適切です。この長さは、上着の襟と同様にスーツの生地に肌が直接触れない為の設定の長さです。
ポケットのフラップ(ふた)はホテル内や式場などの室内ではしまい、屋外では外に出しておくのが基本です。
本来はホコリがポケットに入らいない様にする為の物で、最低限の着こなしとして、左右のポケットでしまうか出すかを統一しておきましょう。
スーツを着こなすためには、合わせる衣類や小物にも気を使いたいものです。
押さえておきたいポイントをご紹介します。
シャツの衿型は、上着のゴージ線という上襟と下襟を繋ぐ線の角度に合わせる事が基準となります。
サイズの確認をする際は、シャツの衿と首の間に指2本程度のゆとりで合わせましょう。
ゆとりが大きくなるとネクタイをした際に衿にシワが入る為気を付けて下さい。
またシャツの衿先がジャケットの襟に収まっているかも確認しましょう。
デザインとして、ボタンダウンシャツはカジュアル要素が強いので、結婚式などフォーマルな場での着用は避けたほうが良いでしょう。
ドレスシャツはジャケットを着用する前提なので、正式には素肌に着ます。
ですが、ジャケットを脱いで過ごす場合は肌が透けては見苦しい為、肌着が必要です。
シャツから透けない無地の物を選んでください。
ベルトはシューズの色と質感を揃えると統一感が出ます。またベルトホールは複数ありますが、中央で留めるのが基本です。中央にならない場合には、ベルト本体の長さを調節しましょう。
スーツもしくは靴に揃えた色の靴下を履きましょう。スーツと靴の色が同じ場合は、靴下も色を合わせるのがポイントです。また、座ったときに素肌が見えては相手に失礼です。長めの靴下を着用しましょう。
いかがでしたでしょうか?
忘れていたなー!知らなかったなー!という事も有りましたでしょうか?
スーツの着方とマナーは細かな部分の積み重ねです。
この他にもスーツの着丈やシルエットにも基準がありますが、その辺りは時代の世情を取り込んだ流行がありますので、取り入れて頂ければと思います。
そして、実際にスーツとシャツを合わせて見ると、体型の変化や流行の変化でなんだか合ってないという事もあるかもしれません。
結婚式に呼ばれているなら、事前に一度袖を通して全体の雰囲気を確認しておく事をお勧めいたします!
他にも結婚式の着こなしとして、スーツの色やデザイン、ネクタイ、チーフ、靴、NGアイテムなどの着こなしで分からない事がございましたら、コチラもご覧くださいませ。
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