2022.08.11 クリーニング
本来の衣替えは、暑くなる前の6月と、寒くなる前の10月にする風習がありましたが、昨今の温暖化で、衣替えのタイミングがわからない、億劫になったりストレスになったりする方も増えてきているのではないでしょうか。
今回は、スーツを中心に、衣替えをするタイミングとクリーニングに出す回数と時期について、また、クリーニングに出す前の注意点について伝えていきます。
衣替えのタイミングは、地域やその年の気温、個人の体感によっても異なります。ですが、基本の考えとして、衣替えのタイミングは日付ではなく、最高気温を基準にするといいでしょう。
ちなみに、スーツのシーズン性は、春夏・秋冬の2パターンから、夏物・オールシーズンの2パターンに変化しています。
夏物へ
最高気温が24℃を超えると、半袖の出番と覚えておくと便利です。
例として、西日本で考えますと、5月のゴールデンウイークに衣替えをし、少し涼しくなる10月中にオールシーズン物に衣替えをするイメージです。
オールシーズン物へ
最高気温が20℃を下回りだしたら、オールシーズン物(合物)の出番と覚えておいてください。
ちなみに、最高気温が15℃を下回ってくると、コートなどの防寒が必要になります。
衣替えをする日
衣替えをそろそろしようか、と思い出したら、天気がよく湿度が低い日に、眠っていた衣類を一度出し、風通しをしておきましょう。
消臭剤のニオイや、虫食いなどをチェックするいい機会にもなります。
スーツに関しては、着る度に出される方も多いと思います。
普段スーツを着ない方が、結婚式などで着用した場合などは、終わってからクリーニングに出すのは正解です。
月に2~3回以上着る方は、目安として半年に1回くらいの頻度がベストです。
月1くらいのペースで、パンツのクリース(折り目)がとれる為にクリーニングに出される方がおられますが、スーツの痛みが心配になってきますので要注意です.
ポケットの中を確認する
小銭やハンカチ、鍵などうっかりポケットに入ってないか確認しましょう。紛失トラブルの元になるので、必ず確認が必要です。
破れ・シミ・ボタンなどを確認する
クリーニング店は、細心の注意を払い、高い技術力でキレイに仕上げてくれますが、事前に伝える事で、アドバイスがもらえるので安心です。
・高価な衣類
・家庭で水洗いできない
・繊細な素材 ( シルク・ウール )
・当分着る予定がない衣類
・困難な汚れ・シミ・破れ
・クリーニングマークの物
以上が、クリーニングに出した方がいい衣類です。イメージ的には、高価で失敗したくないものが中心になります。
衣替えに風習はなくなってきていますが、快適に日常生活を過ごす為には、最高気温を目安にすればよく、また衣替えの後は、衣類に種類によって、クリーニング店にお世話になる方が安心です。
少し手間にはなりますが、大切な衣類を長持ちさせ、快適な日常生活を送る為に、衣替えとクリーニングはセットで考えておくといいでしょう。