2022.06.28 結婚式参列衣装
結婚式に呼ばれる機会は、まだ少ないかもしれませんが、社会人となり年齢と共に機会も増えていきます。
そんな時、どんな服装がいいのかな?シャツやネクタイ、靴などのアイテムの組み合わせは?マナーがあったかな?などと考える事もあると思います。
ビジネスマナーやフォーマルマナーがあるように、結婚式参列にもルールとマナーや着こなしのポイントがあります。
そこで今回は、結婚式の参列(出席)時の服装について7つの項目に分けて、着こなし方とルールとマナーをご紹介していきます。
結婚式や披露宴に参列する場合は挙式のスタイルは問わず、主役の新郎新婦よりも目立たない着こなしであることをまず一番に意識しておきましょう。
ですので、白やベージュ、シルバーグレーなど主役と被る恐れのある色は避けて下さい。
参列する時のスーツは、一般的にはブラック、ネイビー、グレーとされています。
スーツの中でもっとも格式の高い色がブラックです。
現在の日本の結婚式の参列衣スーツでは、ブラックフォーマルスーツは基本的に親族側の参列者のスーツの色になります。
ご友人側や会社の同僚などの参列者がブラックフォーマルスーツを着ても問題は無いのですがこの場合、喪服の黒は漆黒に近い深い色となり、結婚式を華やかにするお祝いの席でのスーツとしてはあまり良くない服装になります。
立場が会社の上司などで、ブラックフォーマルを着用するのであれば、ベストをライトグレーにするなど、華やかにする工夫をしてください。
現在一般的には濃い色では、ダークネイビーやダークグレーのスーツで参列する方が一般的とされています。
また、海外では特に結婚式を華やかなお祝いの席として捉える傾向が強く、ネイビーやグレーのスーツを選ぶ方も多いようで、その流れから、現在の日本の結婚式でも、挙式のスタイルや雰囲気に合わせてネイビーやグレーのカラースーツで参列される方も増えています。
挙式のスタイルも多様化しており、挙式によってはドレスコードが決められている事もありますので、事前に一度確認してスーツを選ぶ様にしましょう。
スーツのスタイルとしては、フロントのボタン数は、少ないほどドレッシーな印象になりますので、覚えておくと良いでしょう。
またスーツのタイプは、スリーピース(ジャケット・ベスト・スラックス)を選ぶと格式高くスマートです。
ベストを選ぶときは、一般的には同じ生地のベストが多いですが、オッドベストとしてベストの色を変えるのもオシャレです。
細かい所では、カジュアルな印象を押さえる為にジャケットのベントはノーベントもしくはセンターベントが良いとされています。サイドベンツは避けた方が望ましいです。
パンツの裾口も同じ意味合いで、シングルもしくはモーニングカットが相応しいとされています。
ダブルの裾口は結婚式では控えましょう。
シャツの色は、「無地の白」。ただし、先程のスーツの色でも触れたように、ガーデンやレストランを貸し切って行われたり、新郎新婦からの意向によってカジュアルな装いが良いとされている場合はドレスコードに合わせて少しオシャレに決めるのも良いでしょう。
格式の高い式で、基本の白シャツを選ばれる場合シャツの襟は、「レギュラーカラー」や「ワイドカラー」の2つが定番です。
レギュラーカラーは、TPO問わず標準的で大人しい印象です。ワイドカラーは剣先の開きが大きく、ネクタイがしっかりと見える事から華やかな印象になります。
結婚式に相応しくないシャツのデザインとしては、ボタンダウンのシャツやショートカラーの襟は、カジュアルなイメージが強くなるため避けるようにしましょう。
ネクタイは基本的に、白(ホワイト)が一般的でしたが、最近ではシルバーグレーのようなシルバー系で光沢感のあるネクタイが主流になってきています。
柄は、無地、ストライプや小紋柄などが良いでしょう。
また、同僚や友人として参列する場合は、カラータイのブルーやピンク、シャンパンゴールドなどの華やかな物がオススメです。
お祝いの席ではポケットチーフを胸元に挿すだけで、華やかな印象が出せますのでお勧めです。
基本的な色は白ですが、ネクタイと合わせても統一感が出ますので、着こなしの一つとして取り入れてみて下さい。
素材は正式には、リネン(麻)素材ですが、艶感や上品な柔らかさのあるシルク素材も良いでしょう。
靴は、紐付きのストレートチップまたはプレーントゥがおすすめです。
靴ひもを通す穴(羽根)が、甲より前に潜り込んでいる“内羽根”タイプのストレートチップが定番で格式の高いデザインですので、一足あると便利です。
色も黒が良いでしょう。
カジュアルな印象を与えるウィングチップやローファータイプは避けるようにしましょう。
最後に結婚式参列の着こなしで知っておきたい、NGマナーな服装を確認しておきましょう。
ご友人や同僚の方の参列の場合、ビジネススーツでも大丈夫なのですが、シワやケアが行き届いていない物というのはお祝いの場として相応しくありませんので、ビジネスと参列スーツを兼ねられる場合は、注意が必要です。
また、小物アイテムでオシャレを楽しむ方も多いと思いますが、アニマル柄やワニ革の素材などは
動物の殺傷イメージがあり、縁起が悪いとされています。幅広い年代の方が集まる結婚式の場ですので、お祝いの席に適した服装やアイテムを選ぶ事を心掛けるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
結婚式参列の着こなし方とルールとマナーについて紹介してきました。
結婚式は人生の中で大切なイベントの1つです。
招待した側もされた側も、幸せになれる気持ちいい着こなしでお祝いして頂ければと思います。