2022.06.21 セットアップ スラックス
誰しも、少しでも脚を長く見せたいという想いはあると思います。
インターネットで自宅にいながら、ほとんどのモノが買える時代ですが、自身の脚を長く見せることができるパンツを買うのは、知識があっても難しいものです。
しかしながら、無知では後悔しか残りません。
今回は、パンツを購入する前に、最低限知っておいて欲しい、選び方の基準について考えていこうと思います。
デザインも大事ですが、結論から言いますと、パンツ選びで一番大事な事は、ご自身の体形の特徴を知ることです。
また、究極の選択肢である、オーダーパンツについても、検証してみたいと思います。
パンツ最大のデザインといっても過言ではない「 タック 」。
見た目だけではなく、着心地、シルエットにも大きく影響する大切な部分になります。
0タック 特徴 → 股上浅め・ジャストフィット
タイト感を好む方や、お腹の出ている方にお薦めのデザイン。
1タック 特徴 → 股上やや深め・少し余裕のあるサイズ感
クラシックなデザインが好きな方や、着心地とシルエットを中庸にしたデザイン
2タック 特徴 → 股上深め・余裕のあるサイズ感
ヒップ周りに余裕が欲しい方にお薦めのデザイン
カジュアル用であればコットン、ビジネス用であればウールがメインで使われることが多いパンツ。
どちらの素材を購入する場合も、生地の打ち込み( 生地密度 )が重要。
打ち込みの甘い生地を使ったパンツは、よく言えば柔らかいドレープ感のあるシルエットになり、気になる方にとっては、ハリコシのない安定感のないパンツになります。
半面、打ち込みのしっかりした生地を使ったパンツは、柔らかい中にもハリコシがあり、パンツのシルエットがキレイに表現されます。
判断方法は、生地をギュッと握りしめた時、生地の反発を感じられるかです。
店頭で、何点かさわり比べると、初めてでも反発感は感じることが出来ます。
商品の研究をする方は多いと思いますが、ご自身の体形の特徴について、研究される方は少ないのではないでしょうか。
パンツ選びでは、実は自分研究が一番大事です。
反身体・O脚・出尻など、いろいろな特徴があります。ご自身がどんな体形をしていて、どこに特徴があるのかを知らないのに、インポートブランドが作った高級なパンツをはいたとしても、相性が悪ければ宝の持ち腐れになるでしょう。
その為、自分の特徴探しからスタートすることが大事です。
反身体
下半身が前に出るイメージで、スポーツをしていた方や、恰幅のいい方に多い体形です。ヒップ下に大きなシワが出るのが特徴で、はき方では改善が難しい場合が多い。
O脚
クリースラインが外に逃げる。サッカー経験者に多い。
コムラの張り
ふくらはぎが発達しているので、テーパードのパンツなどは合いにくい。
自分の体形を知れば知るほど、既製品をはいてみて、比較すればするほど、パンツ選びの難しさがわかってくると思います。
ちなみに、オーダースーツを作る上で、一番難しいのは、ジャケットでもベストでもなく、パンツです。
人間を支えているこの2本の脚は、長い短いだけでなく、湾曲していたり、おしりが下がっていたりと、個体差が大きく、非常に難しい部位になります。
では、どうやって身体に合わすかというと、行き着くところは、オーダーパンツしかないように思います。
服に身体を合わすのが困難であれば、身体に合わせてパンツを作る。
良いところを生かし、欠点を補ってくれますので、脚が長く見えたり、痩せて見えたりする効果があります。一度オーダーしてしまうと、なかなか既成のパンツには戻れない方が多いことからも、お値段以上の魅力があるのではないでしょうか。
もっと、オーダーパンツ( スーツ )について知りたい方はコチラをご覧ください。