2022.06.20 フォーマル
お葬式の着こなしマナーをご存じですか?
冠婚葬祭でフォーマルスーツを着る上で、細かなマナーや着こなしのポイントがありますが、
特にお葬式となると、若いうちは機会も少なく、不意のケースもある事ですので、確認しておきましょう。
そこで今回は、突然のお葬式でも慌てないように、お葬式の着こなしについてご紹介していきます。
お葬式に参列する服装は“ブラックフォーマル”の黒色のスーツです。
合わせるシャツは白いワイシャツに黒い靴下・黒い靴、黒いネクタイ、というのが基本的なスタイルになります。
それ以外にも細かなマナーが有りますので確認しておきましょう。
スーツは、遺族や親族に失礼にならないように黒色のスーツの無地です。
ストライプ柄・織柄・が入っていない物を選ぶのが正解です。
そして、一般的なブラックスーツと喪服のブラックスーツでの一番の違いは、黒の濃さです。
喪服の黒は、光沢・艶のない漆黒色。礼服として着用する黒よりも濃い色になります。
その為、ビジネスで着用される一般的なブラックスーツとも別もですので使い分ける様にしましょう。
シャツは白色で、こちらもストライプ柄・織柄・が入っていない物を選ぶのが正解です。
襟型もレギュラーカラーもしくはワイドカラーの大人しい物。
ボタンダウンシャツやカラーボタンなど装飾の無いシンプルな物を選んで下さい。
忘れがちなのが、夏でも上着を着る前提ですのでシャツも長袖の物を選んで下さい。
靴下は黒色でシンプルな物で大丈夫です。
ワンポイントや短いスポーツ靴下は避けましょう。
靴も飾りの無いプレーントゥやストレートチップ、シンプルな内バネタイプがベストです。
革靴でも、ローファータイプなどのカジュアルな革靴とエナメルやスエードは避けて下さい。
お葬式での黒色のネクタイは、光沢のない無地のネクタイを選んでください。
こちらもストライプ柄・織柄・が入っていない物を選ぶのが正解です。
最近人気の有る細い剣先のナロータイは避け、スーツの襟幅ほどある、約8cm前後の剣先幅の物にしてください。
ネクタイの結び方にはいくつも種類がありますが、お葬式でのネクタイは最も大人しいプレーンノットで、結び目を小さく派手にならない様に結びます。
結び方で1つ注意したいのがディンプルをつくらない事です。
ディンプルとは、ネクタイを結ぶ時にできる結び目下のくぼみの事です。
ディンプルがあるとネクタイが立体的に見え、華やかに見せたい時には良いのですが、お葬式の場には、相応しくない結び方ですので、ディンプルを作らない様に結んでください。
襟元の装飾品としてはタイピンがあります。
ジャケットを脱いだ時にネクタイが邪魔にならないよう固定させるアイテムで、お洒落のアクセントとしてつける方も多いですが、基本的にお葬儀の場では、お洒落を楽しむ場ではありませんので、ネクタイピンは光物のアイテムとして考えられる為、付けないようにしましょう。
その他の小物では、ポケットチーフも入れない様にして下さい。
持ち物としては、数珠・黒か白のハンカチ・香典袋(ふくさ)を用意しておくと安心です。
合わせて用意しておきましょう。
お葬式の着こなしとマナーについてご紹介してきました。
忘れていた事や、持っていない物も有りませんでしたか?
不意の時の為に今一度ご確認しておきましょう。