初めてのビジネススーツ購入は、意外とは難しいです。
就活、転職用であれば、黒無地などのダークスーツであれば間違いないですが、社会人1年目の方などは、入社する同期は、どんなスーツを選んでいるだろう。会社的にどんな色柄が好まれるだろう・・・
入社前は、意外と情報が少なく、不安になる方も多いと思います。
失敗はしたくないし・・・
また、何事も初めが肝心です。幸い社会人の服装には正解があります。知らなかったから、恥をかいて恥ずかしかった、などと後悔しないように、勉強していきましょう。
初めに、避けるべき3つのポイントからご紹介します。
本来フォーマルで使われる色の為、ビジネスシーンでは着るべきではない色になります( 就活用スーツは除く )。
日本人の多くは、ブラックスーツをビジネス用として着ている方を多く見かけますが、非常に残念に思います。
日本のビジネスシーンでは、ネイビーとグレイが多くを占めます。
近年、落ち着いたブラウンがビジネススーツとして市民権を得ましたので、この3色をベースにローテーションを組むといいでしょう。
目立つがゆえに、1着しか持っていないような印象を相手に与えます。スーツの着数が少ないうちから、すぐに覚えてもらいやすい色のスーツを購入するのは避けたいものです。
明るいネイビースーツは、若い方であれば着たい色かもしれませんが、目立つ色は覚えられやすいので、注意が必要です。
ビックチェックやピッチが広めのストライプなど、少し離れたところからでも、柄がわかるスーツは一番さけるべき柄の代表です。ベースの色はおとなしくても、柄によっては一気に目立つスーツになります。
特にベースがブラックの生地に、ホワイトカラーのチェック柄や太目のストライプなどは、コントラストが効いて、印象深いスーツになります。
右も左もわからない状況でのスーツ選びは、難易度の高い買い物になります。
しかしながらスーツといえば、「 紺に始まり、紺で終わる 」と言われるほど、紺色が多く、日本人の肌色にもマッチするカラーです。
初めての1着は、特に指定がなければ、紺無地のスーツが間違いないと思いますが、ダークスーツであれば、基本大丈夫です。
業界によって多少の違いもありますが、上記の色柄を避けつつ、会社の中で仕事が出来る即戦力になりうるアピールも必要ではないでしょうか。
そのアピール方法は、色でも柄でもなくスーツのサイズ感です。
サイズのあってないブランドの高級スーツと、ノ-ブランドですがサイズがあっているスーツを着ているのとでは、後者が好まれる傾向にあります。
特に、社会人1年目の方が、いきなり高級なブランドスーツを身にまとい、出勤するのもいかがなものかと思います。
その論点からも、ブランドスーツのように、高級でなくとも、身体のサイズにあったスーツが、相手に与える印象が格段によくなります。
サイズ感といえば、オーダースーツを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
大手のスーツ量販店も、コロナ渦になって既製スーツの量が売れなくなって、オーダースーツにシフトしていることからも、今後オーダースーツを着用する方が増えることは、容易に想像できます。
オーダースーツのお店といっても、価格もピンキリで、初めてビジネススーツを購入しようとする社会人には、色柄より難易度が高い選択かもしれません。
一番シンプルな考え方としては、信頼できるスタッフがいるお店で注文することです。
この考え方は、失敗が少なくおまかせしておけば、ちゃんとした社会人に仕上げてくれます。
その為、一番難易度が高い作業は、信頼できるスタッフがいるお店を探し出すことになります。
グーグル検索のクチコミを参考にする
洋服に詳しい知り合いに教えてもらう
直接電話して、会話してみる
スタッフの経歴を調べてみる
いろいろと方法はありますが、複数組合して考えるなど、精度を上げるとより失敗する確率は下がります。
これから作成していくオーダースーツは、仕立てや生地の良さも大事ですが、お客様の想いを汲み取って十分な提案、正確に採寸が出来る経験値と知識を持つ、スタッフが一番重要になってきます。
オーダースーツ業界は、お店選びはスタッフ選びと言われるほど、人が需要な要素になりますので、失敗しない為にも、情報収集をしっかりしておくことをオススメします。
ビジネススーツとは、自分の為に着るものでもあり、相手の為に着るものでもあります。ビジネスには、必ず相手が存在します。
ビジネススパートナー・クライアント・エンドユーザー、いろいろな立場の相手が存在しますが、その相手に対して敬意を払い、相手の印象に残ることも、非常に大切なビジネススーツの役割になります。
好きな色柄のスーツを着るとモチベーションが上がりますので、好みは大変重要なポイントですが、それプラス、ビジネスの相手を想定した生地選びをすることで、スーツは理想の自分に近づけてくれると思います。
少しの知識で、相手に与えるイメージをUPできるのであれば、試さない手はありません。ぜひチャレンジしてみてください。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
オーダースーツについて、もう少し知りたくなった方はコチラもご覧ください。