冠婚葬祭全部分かりますか?

以外と知らない方も多いので、冠婚葬祭それぞれの解説をして、その時に相応しい服装まで紹介したいと思います。

冠:元服 成人式

婚:結婚式

葬:お葬式

祭:先祖の祭礼(法事など)

冠婚葬祭の「冠」とは?

冠の本来の意味は「元服」になります。

現代では、「成人式」がこれにあたります。

成人式そのものについては、市町村単位で開かれる式典がほとんどで、

場所もそれぞれの自治体によって変わります。

成人を迎える当事者の服装については

服装規定(ドレスコード)が無い場合が多いですが、

基本的な常識の範囲として、男性は

羽織袴もしくはスーツが良識的です。

スーツの色や柄、スタイルはほぼ自由で、それぞれの個性や好きなスーツで参加されているのがほとんどです。

昔は、スーツの場合、ダークスーツで落ち着いたスタイルがいいですよとの話もありましたが、

今は、スーツも本人の好みや例えば、「カッコ良く見られたい」や「お洒落に見られたい」などのこだわりのスーツの方が増えています。

もう一つ付け加えると、同窓会が成人式の後(夜)に良く開かれます。

この場合は、袴羽織りの場合、スーツやセットアップなどに着替えて参加されることが多く、成人式にスーツで出席した人は、そのままのスーツで参加する場合がほとんどです。

スーツから着替える場合も、あまりラフになり過ぎないようにジャケパンでもOKですが、ジャケットは羽織って、ネクタイもして参加する方がその場としては相応しいと言えます。

 

 

成人式スーツ詳しく

この冠の広い意味では、人生の節目になる行事、「七五三」「還暦」なども含まれることもあります。

この還暦・七五三では、決まった服装ではないですが、ご本人と周りの人たちでお祝いをする場合

男性はせめて「スーツ」での出席をお願いします。

 

目次

冠婚葬祭の「婚」とは?

婚は、もちろん婚礼、「結婚式」のことです。

この結婚式に参加する場合の服装ですが、

ポイントは、参加(参列)する立場によって服装が違うのが一般的だということです。

1・新郎(本人) 

この服装については、ご自身達がしたい結婚式に適した服装を選択することが一番だと思います。

確かに、格式高いホテルや教会などで挙式が行われる場合、服装規定(ドレスコード)が会場で指定されることがあります。(新郎~参列者まで)その場合は、その規定に準じた服装にしてください。

その規定がない場合新郎は、「新婦」の服装に準ずる服装であるのが、一般的です。

この場面で、一番の主役は新婦です。

新婦のウェディングドレスや白無垢・色打掛などに合せて服装を考えてください。

日本の場合、欧州のようなハッキリとしたドレスコード(午前・午後で違うような)があるわけでもありません。

圧倒的な人気の、女性がウェディングドレスの時は、男性で一番多いのはタキシードスタイルです。

国際的には準礼装ですが、

フォーマル感と華やかさでこちらも圧倒的に支持されているスタイルです。

もう一つ、挙式と披露宴で服装を変える場合やお色直しなどで変えていく事もあります。

 

新郎衣装とは

2・父親

新郎新婦の父親は、こちらもドレスコードが存在する場合は、それに従って下さい。

もう一つ、新郎新婦の服装に準じた服装が求められます。新郎新婦が基本和装であれば、和装がやはりいいです。

新郎新婦の父親は、圧倒的に多いスタイルから話すと、「モーニングコート」です。

欧米では、一般的に夜の結婚式ではNGな服装ですが、日本ではそこまで気にしなくてもいいかと思います。

この場合、新郎と新婦の父親は衣装を揃える必要があります。

もしこのモーニングコートがフォーマル過ぎる場合としては、ブラックフォーマル(礼服)も候補の一つです。

3・親族

親族は立場として、ホスト側の出席(参列)であるという事が大事です。

A・新郎新婦の兄弟:ブラックスーツ(礼服)・ダークスーツ・学生であれば制服のどれかが望ましいです。

ホスト側の人間として、両親や新郎新婦をサポートすることが一番の役割です。

派手にならないように、サポートする、フォーマルで目立たないスタイルが基本です。

B・伯父や従兄弟:基本的には、兄弟と同じようにブラックスーツやダークスーツ・学生であれば制服が無難です。もてなす、ホストの立場を忘れないように、派手にならないようにしましょう。

3・ゲスト

ご招待される立場(ゲスト)にも、立場によって衣装の違いは考えられます。

例えば、新郎新婦から見て立場がかなり上の方

A・主賓や上司・恩師・父の知人などの立場で参列される場合は、

一定のフォーマル感が求められます。

会場の格式なども考慮する必要がありますが、

場合によっては格式高い準礼装の「ディレクタースーツ」も喜ばれる場合があります。

その他、この立場の方であれば、「ブラックスーツ」(礼服)やダークスーツが基本となります。

B・友人や同僚の場合

少しニュアンスは違いますが、「ダークスーツ」が基本ではありますが、

少しくらい派手なスーツでも、華やかさが演出できて新郎新婦からは喜ばれることも大いにあります。

新郎より目立つ服装はNGですが、特に若い独身の人たちは、少し目立つくらいがいいかと思います。

友人の参列の参考に

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冠婚葬祭の「葬」とは?

葬は、お葬式です。

近年は、コロナの影響もありますが粛々とした、「家族葬」などの身内で済ませる式が主流になっています。

身内中心ではありますが、出席する機会はどうしてもあります。

基本的には、学生は制服で出席ですが、それ以外は「礼服」での出席が基本であり、他の選択肢はほぼないです。

こんな記事もあります

ブラックフォーマル(礼服)はいつ買う?買い替える?

写真のタイはシルバーですが、喪服時は必ずクロタイにしてください。

 

正喪服である「モーニングコート」の着用が喪主などで推奨されることはありますが、

今の日本のお葬式では、参加者全ての人が準喪服のブラックスーツ「礼服」での出席(まだ礼服を持っていない若い方はダークスーツもOK)になります。

ここで、気を付けるポイントが一つ、

「お通夜」については、参列で駆けつける方の基本は本来、「ダークスーツ」が選択されます。

急いで駆け付けましたということが、基本になるので、「ダークスーツ」も大丈夫と覚えておいてください。

もちろん、今は「ブラックスーツ」もOKです。

フォーマルスーツについて詳しく

冠婚葬祭の「祭」とは?

最後の

祭については、先祖の祭礼のことです。いわゆる

「法事」(神式では霊祭)(キリスト教では記念会など)がこの先祖の祭礼にあたります。

基本はこの祭事ですが、お盆やお正月・七夕・お彼岸なども含まれます。

ただし、法事のタイミング以外では、フォーマルな服装は求められなくなっております。

この法事では、一般的に3回忌までは、「ブラックスーツ」(礼服)が、必要とされます。

それ以降は、ダークスーツなどのスーツでOKとの認識でいてください。

ただし、場をわきまえた服装を心掛ける必要はあります。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

オーダースーツの参考に