2022.05.04 成人式スーツ リクルートスーツ 結婚式参列衣装 ビジネススーツ
入学式・入社式などで初めてスーツを着る方、就職活動でリクルートスーツを着る方、就職してフレッシャーズでスーツを着る方。
または、普段スーツを着ていても、実は知らないことや出来ていないことも有ると思います。
こちらのページでは、まず知っておきたいスーツ着こなしの基本ルールとマナーについてお話しいたします。
スーツは全身の着こなしを組み合わせて初めてスーツが完成します。
その為にはスーツをかっこよく着こなす為のルールを知る必要がありますので一つずつご説明していきます。
まずはアウターから話しを進めます。
スーツ着こなしの参考画像はコチラ
スーツは気にしているけど、スーツの上に羽織るアウターまでは、気がついていない人も有ると思います。
手元にあるアウターで合わせて上着の着丈より短いアウターを選ぶのは間違いです。
カジュアルな着こなしとしてのインナーを覗かせるレイヤードとしては有りですが、
スーツの時の着こなしとしては、外に着る物ほど長くするのが基本ルールです。
とくに新生活の季節など、上着だけではまだ肌寒い季節だと思いますので、注意してもらい、お尻も隠れるコート丈の物を選ぶ様にしましょう。
シャツの第一釦を首回りがキツイなどを理由で、閉めない方がいらっしゃいます。
「ネクタイを締めれば第一釦は見えないから大丈夫」と考えられている方もいらっしゃると思いますが、ネクタイはあくまで結んでいるだけですので時間が経てば解けてしまい、だらしない印象になってしまいます。
顔に近い襟元は、想像以上に目立ちますので印象のマイナスはあってもプラスになることはまずないと考えましょう。
緩み安い所を整えるのもスーツのルールです。必ず第一ボタンは留めてネクタイの緩みにくい状態を作りましょう。
暑い季節のクールビズ期間中はYシャツを半袖にする方もいらっしゃると思います。
ですが、スーツの下に着用するシャツを半袖にするのは間違いです。
スーツで重要なサイズ選びにおいて、上着の袖口から中のシャツが1~1.5cm覗くのが基本であり、汚れを防ぐために直接肌に触れない袖丈にしているものだからです。
半袖シャツですと上着の袖口からシャツが出ることがありませんので、上着の袖が足りていない様に見えてバランスが崩れてしましますし、何より上着の中で汗をかいた腕が、裏地にくっ付いて上着の傷みの原因になります。
ネクタイを結んだ時の長さも全体のバランスで見ると、とても重要です。
長すぎても、短すぎても、バランスが崩れて見えます。
ネクタイは洋服の中では防寒にも汚れの保護になるような役には立たない必要必需品ではありませんが、着こなし全体の調和をとる為の重要な存在です。
結び方など工夫して正しい長さで全体の着こなしのバランスを取りましょう。
キチンとサイズの合ったスーツを着ていても、コーディネートが整っていないとバランスが崩れて見えます。
靴を黒にしたならば、ベルトも黒にする。茶の時は茶で色を合わせるというように革物の色を合わせると、それだけでもチグハグな印象は軽減できます。
バッグや時計のベルトなども同じですが、初めから無理に全てとは言いません。
1色ずつクリアしていけば大丈夫ですので、定番の黒色の靴から始めましょう。
細かな所に見えますが、イスに座った際などには、とても目立ちます。
スーツの着こなしとしては、過度な露出はルール違反です。
スーツと同系色か、ダークグレー系で、イスに座った時もスネが隠れる長さの物を選びましょう。
トレンドとして、素足やフットカバー、白いスポーツソックスやカラフルな靴下を合わせている方もありますが、着こなしが慣れないうちは控えて、基本を身に着けてからの方がオシャレに見えます。
スーツの着こなしのルールについてお話してきましたが、ここかはさらに知っておくとカッコいいマナーのお話です。
ジャケットの両脇にはポケットが付いており、そこにはふたのようなデザインが施されているかと思います。
これを「フラップ」と呼びます。
これはまさにポケットのふたを意味しており、ポケットにチリ・ホコリなどが入らないようにしています。
使い方としてはチリ・ホコリの多い屋外ではフラップを外に出してポケットにふたをしておきます。
逆に室内ではチリ・ホコリが入ることを屋外ほど気にしなくてもいいので、フラップはポケットの中に入れるようにします。
学生時代のイメージなどで、全てのボタンを閉める方が礼儀正しいと思われている方もいると思いますが、実は一番下のボタンだけは留めないアンボタンにしておくのがマナーです。
アンボタンマナーにつてはこちらで詳しく解説しています。
スーツには内にも外にもたくさんのポケットが付いていますが、実は全て飾りだと思って頂いて大丈夫です。
なぜなら、どこのポケットに物を入れてもシルエットとバランスが崩れてしまい、だらしなく見えてしまうからです。
スーツは着る人を美しく、カッコよく見せる為の服であり道具ですので、今回の基本的なルールとマナーだけを抑えておきましたが、これだけでも知って頂ければ、普段何気なしにスーツを着用している方と比べても十分にキレイに正しく着こなして頂けると思います。
ポケットに入れていいのは胸ポケットのチーフのみです。