2022.03.26 ギフト 新郎衣装
婚約の証しとして男性から女性へと贈られる婚約指輪。
でも、悩んでしまうのは、頂き物にはお返しをするのが一般的なマナーだけれど「婚約指輪にもお返しはした方が良い?」「何をお返したら良いの?」ということ。
これから結婚して家族になる彼ですから、節目節目の行いはきちんとしておきたいですよね。
迷ったら、他の女性達、先輩花嫁がどうしているのか参考にして下さい。
日本の婚約の伝統的な行事として結納があり、そして結納返しがあります。
現在は結納も簡略化され、正式な結納を行う代わりに両家の顔合わせの食事会が一般的となっています。
婚約指輪(婚約記念品)も必ず贈らなければいけないものではなく、それに対するお返しの品も必ずしも必要という決まりはありません。
ただ、男女平等、夫婦平等、の考え方が当然の今は、贈り物を頂きっぱなしにするのではなく、きちんとお返しをする、という考えが多く、婚約指輪に対してもお返しをする女性が多いようです。
<婚約指輪のお返しをした理由>
・形として返した方がスッキリするから
・お返しをしないと自分の親のメンツが立たず、後ろめたさを感じさせるのは申し訳ないから
・彼親がどう思うか分からないので、お返しをしておいた方が間違いないと思ったから
・結納&結納返しの習慣に倣おうと思ったから
明確はルールはありませんが、受け取ったものの半額程度を贈る「半返し」の考え方が基本となっています。
高額過ぎるお返しはかえって失礼と受け取られてしまう可能性もあるため、受け取った婚約指輪の金額に応じて1/3~半額程度の間で考えると良いでしょう。
例えば、婚約指輪が30万くらいでしたら、10万~15万程度が目安となります。
3/1~半額程度のお返しという相場は、結納返しでも同じです。
婚約指輪のお返しの品物は、どんなものがふさわしいでしょうか?
やはり婚約の記念に際して贈る物なので、長く使えるもの、想い出の形に残るもの、がお勧めです。
定番で選ばれている贈り物をご紹介します。
1.スーツ
男性側に対する正式な結納返し品の中に「御袴料(おはかまりょう)」という現金があります。
これは、袴を仕立てるお金、現代でいうスーツ代です。
その名残りから、今でも結納返しではスーツを贈る慣習があり、婚約記念品へのお返しでも主流の品です。
双方の両親にも「お返しにスーツを選んだ」と報告すると納得していただけるはずです。
ですが、婚約の記念品である婚約指輪に対するお返しなので、当然長く着れる上質なスーツであるべきです。
消耗品である安価な既製品のスーツを贈ることだけは避けて、オーダースーツや高級ブランドスーツをご選択ください。
オーダースーツを贈る場合は、スーツ現物を贈るというより、「お仕立券」を贈って彼と一緒にスーツをオーダーする方法が一般的です。
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2.腕時計
最近はスマホを時計がわりにしたり、アップルウォッチ1台あれば十分、という男性が増えていますが、それでも、腕時計は長く使えて記念になる品として人気がある贈りものです。
ロレックスやオメガ、IWCなどのブランド腕時計は、身に着けていると海外の三ツ星ホテルなどでも堂々と振舞えるアクセサリーです。
歴史あるブランド腕時計は何年経っても価値が廃れないので、これから先ずっと、子供や孫に受け継いでいく事も出来ます。
唯一の難点は、人気の高級ブランド腕時計は50万円~と、結構な高額品だという点。
でも、彼へのプレゼントであると同時に一家の財産として考えて購入することは非常に理に適っていると思いますので、
彼に欲しい時計を聞いて、どうしても予算オーバーの場合は、婚約記念品のお返しにプレゼントするのではなく「一家の財産として一緒に購入する」相談も良いのではないでしょうか。
3.一眼レフカメラ、パソコン
「せっかくなら今後の生活に役立つもの」「夫婦2人で使えるもの」「彼に欲しいものを聞いたらカメラだった」という理由で10万程度の実用品を贈るケースもあるようです。
とても堅実的な贈り物です。
ただし、パソコンなどの電化製品を贈るときには注意点もあります。
電化製品は本来「消耗品」ということ、スーツや腕時計ほど定番ではないこと、記念の贈り物感はあまりないこと、です。
そのため、彼のご両親には驚かれてしまうかも、、、。
贈る場合は、事前に2人で相談して、ご両親への報告の際には、「なぜこれを選んだのか」理由をしっかりお伝えすることをお忘れなく。
他にも、お手入れしながら一生使い続けられる革製品ということでオーダーシューズや、彼にお返しはいらないと言われたけどせめて少額の贈り物を、という気持ちでネクタイピンやカフスボタンなどのメンズアクセサリーを贈るケースもあります。
結納返しや婚約指輪のお返しは、誕生日プレゼントのようにサプライズで用意する贈り物ではありません。
婚約指輪も今は、サプライズではなく、彼女が欲しいリングを2人で一緒に選びに行くのが主流ですよね。
指輪に対するお返しの品も、他のカップルたちを参考に、婚約の記念になるもの、結婚しても長く愛用できるものを2人で相談して決めて下さい。
婚約指輪のお返しを贈るタイミングは、結納や婚約食事会を行う予定があるのなら、それに合わせるのがお勧めです。
結納や婚約食事会の席で婚約指輪とそのお返しの品を交換して、ご家族の前で披露すれば良い記念になります。
スーツや靴を贈る場合は、その日に着てお披露目してほしいから結納や婚約食事会の前に贈った、という人も。
もしも結納や両家顔合わせに間に合わなかった時は、できるだけ早めにお返しを用意するようにしましょう。
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婚約記念品である婚約指輪のお返しについて、他のカップルの一般的な傾向をご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・婚約指輪(婚約記念品)をもらったらお返しをしている女性が多い
・人気のお返しの品は上質なスーツや腕時計
・お返しの品は、結納・両家顔合わせに贈るのが良い
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