2022.02.11 ビジネススーツ
服装に携わる者として、父親の服装のお話を書かせて頂きました。
幼稚園 小学校のお受験では、
ご両親も一緒に面接や付き添いとして会場に足を運ばれることがほとんどです。
そこに着用していただく、父親として着用をお勧めする服装についてお話します。
ただ、
今の時代、両親の服装によって 合否が判断されることは少ないでしょう。
しかしながら、
「ご子息の不安要素をなくしてあげること」
「マイナスはなくてもプラスに働くことはあるということ」
「入学後の学校や周りの保護者との関係を円滑にするため」
このようなことから、整った服装(スーツ)で参加される事をお薦めしております。
ここでは、気にして欲しい大きな
3つのチェックポイント
をあげております。
服装を考える時の参考にしてください。
オープンスクールや、学校の説明会に
つきましては、
スーツにタイドアップのスタイルまで
堅苦しくないスタイルが多いようです。
このオープンスクールのタイミングでは
ジャケット&パンツのスタイルを
お勧めします。
最初に
お受験をお考えの皆様に、
大まかな日程など
記入しております。
参考にしてください。
詳しく・正確には、
リンクのホームページにて
必ずご確認ください。
お待たせ致しました、
お父様の服装の3つのポイントについて
お話させていただきます。
(入学試験日・選考日・
面談日の服装について)
まず最初のポイントです。
「目立ちすぎないこと!」です。
あくまで「主役は子供」ということ、ご両親はサポートする立場であることを理解してください。
面談や行動観察ではご子息に関心を持ってもらわなければならないところ、
もし、ご両親が目立つ服装だった場合どうでしょう?ご両親に注意がいってしまい、子供への関心が薄れてしまいます。
また、ご子息も周りとのギャップを感じとり、
萎縮してしまうおそれもあります。
では、目立ちすぎないように
スーツの色や柄・コーディネートは、どのようなものが相応しいでしょう?
ベーシック・スタンダードが一番いいです。
スーツのカラーや柄は、
ネイビーかグレーの無地。(シャドーストライプも範囲内)
スタイルは、ベストなしの上下スーツスタイルで
合わせるシャツは、無地のシロかサックスがいいでしょう
ネクタイも、派手な柄は避けて、無地・小紋柄・レジネンタル・このような選択がいいです。
まさに、スーツのスタンダードなスタイルが相応しいです。
2つめのポイントです。
「サイズが正しいこと」
まず、サイズがきちんと合っていないスーツを着ていた場合を想像しましょう。
どんなイメージがでてきますでしょうか。
一番は、「だらしない」
次に、「お受験対策をしていない」
といった、印象でしょうか。
前にも書きましたが、このことが、合否に影響することは、ないと思いますが、・・・・
では、正しいサイズのスーツを着ていた場合を想像してみましょう。
印象は?
「きっちりしている」
「真面目」
「家族と一緒にお受験対策している」
こうなると想像できます。
この2つの間のギャップはとても大きい印象の差になると思ってください。
子供に気を使わせないように気を使いましょう。
ここで正しいサイズとは、どのようなサイズなのか?
をお話しておきます。
ジャケット編
ジャケットのサイズの基本は、
1・胸囲
2・肩幅
3・着丈
4・袖丈
この4箇所です。
全ての箇所について言えることですが、大きすぎても、小さすぎても、ダメです。
この中でも特にダメなのが
A・肩が大きく落ちてしまっていること
B・全体的に大きくダボダボしている様
C・着丈が短くヤンチャに見えてしまう事
D・袖が長く指にかかってしまっている事
この4つは絶対に避けて下さい.
パンツ編
パンツのサイズの基本は、
1・ヒップサイズ
2・ウエスト
3・パンツ丈
この3箇所です。
ここでも、大きすぎても(長すぎても)小さすぎても(短すぎても) ダメです。
パンツにおいても特にダメなのが
A・パンツ丈が短くヤンチャ感があること
B・全体的に太く、ダボダボしている様
このような事ではないようにしてください。
ついでにもう一つ
シャツ編
シャツのサイズの基本は、
1・ネックサイズ
2・裄丈
3・バストサイズ
4・アームホール
5・袖口のサイズ
本当はこれだけの箇所をチェックして欲しいです。
ただし、ネックサイズと裄丈 が合っていれば、見た目の大きな違和感はなくなります。
それでは、
鏡などで実際にサイズをチェックする時に
分かりやすい、サイズのチェック箇所や見方など記入しておきます。
前提として、基本中の基本のパンツのウエストサイズ合っている事は前提です。
1・着丈 バックスタイルにおいて、お尻のトップが、隠れる長さになっているか?
2・肩幅 基本は肩パットの上から抑えて、すぐ肩先があるか?
3・ジャケットお腹周り ボタンを留めて、お腹との間にこぶし1つ分くらいの隙間が有るか?
4・袖丈(シャツの裄丈) 腕を下したときに、袖口からシャツが1cm~2cmくらい覗いているか。シャツの袖口は手の根本で止まっているか?
5・パンツの裾は、靴についていますか?もしくはつきそうな長さですか?
この他にも細かく書くとチェックポイントは沢山ありますが、
上記5カ所のチェックでけっこう重要なポイントはクリアします。
是非ご購入や着用の前にチェックしてください。
最後、3つ目のポイントです。
「清潔感があること」です。
お受験だけではなく、他の全てのオケージョンに共通しますが、他の方にどう思ってもらえるか?どう思ってもらいたいか?において、重要なポイントです。
言い換えますと、
「身なりを整える」ということです。
清潔感は、もちろん綺麗にしておくことも重要な要素で、基本ではありますが、
私どものスーツの業界ではその他にちょっとしたポイントがあります。
今までの項目と重なる部分もありますが、
1・スーツスタイルがシンプルであること
2・きちんと手入れがされていること
3・正しい着方をしていること
4・やっぱり、サイズ感が適当であること
このような事で清潔感が演出できます。
それぞれの項目について簡単に説明しておきます。
単純なお話ですが、シンプル=無駄がない=清潔感あり
っていう感じです。時計やハンカチなどの必要なものはもちろんあった方がいいです。
ただ、シャツの柄がうるさかったり、パンツに余計な飾りがあるなどは、清潔感と反比例しますので、ご注意ください。
こちらも、単純なことです。
例えば、靴には日常の状態がよくでます。
まめに手入れをして、いつも良い状態に保っている人は、物持ちがよく、きちんとしていて、清潔感もある印象になります。
靴が汚れていたり、激しく劣化していると、真反対の印象です。気を付けましょう。
シャツやスーツのシワや、ボタンの糸なども同じことが言えますよ。
正しい着方とは何でしょうか?
基本的なことであれば、シャツの裾がパンツからはみ出していないだとか
シャツの第一ボタンをきちんと留めてネクタイをするなどのことです.
本番のお出かけ前には、必ず全身を鏡でチェックしてくださいね。
そして、他の(奥様など)人にも見て貰って下さい。
その他、知識として知っていると役に立つことをお話すると、
『ジャケットの第2ボタンは留めない』
『留めている第一ボタンも着席時には外す』
『室内ではジャケット腰ポケットの蓋はしまっておく』
など、知識としてしっておくと便利ですよ。
サイズがきっちりしていることは、見た印象において大きく清潔感と関わります。
やっぱりサイズ感は大事という話です。
「主役は子供」
ですが、サポートする立場の両親は
状況が分かっていることが一番です。
特に幼稚園の選考に関しては
ご両親がしっかりされていることが大事です。
きちんとお人柄を見て頂ける
正しい服装を心掛けましょう。
本番当日の服装に関しましては、
是非基本の
を守って参加して下さい。
今回、特に岡山県のお受験を中心に書きましたが、日本全国、お受験に大きな違いはないと思います。
よろしければ、参考にしてください。
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