2022.01.20 セットアップ
服を福につなげる仕立て屋「ロードハウス」の河内です。
クールビズに始まり、コロナウイルスなど、ビジネスを取り巻く環境が変化し
セットアップという言葉が、フォーマルなイメージのオーダー業界にも
かなり浸透してきました。
最近は、内勤の方のセットアップスーツや、それに伴う
スウェードの靴など、ビジネスシーンでも、カジュアル対応が迫られています。
今回は、ネクタイを締めるフォーマルな着こなしと比べ
カジュアルダウンするセットアップスーツの購入を考えている方が
失敗しない為にも、いくつかポイントをご紹介しておきますね。
同じスーツなのに、革靴からカジュアルな靴に履きかえたとたん
なんかしっくりこない経験ってないですか???
特に靴をスニーカータイプで合わせる場合、パンツの裾幅、長さを
失敗すると、野暮ったいシルエットに見える為、注意が必要です。
ジャケットとして着た時、なんかしっくりこない経験ってないですか?
よくあるのは、上着丈が長い為、パンツとのバランスが
合っていないからで、これも良くあるケースです。
時々、スーツの上着をジャケットのように流用されている方が
おられますが、光沢のある素材はNGです。
セットアップスーツの基本は、マットな素材感です。
セットアップスーツの最大の魅力は、スーツでも着れてバラして
ジャケット&パンツとしても使える汎用性の高さです。
パンツがダメになった時を想定して、生地の色柄や上着丈まで
考えて買う必要があります。
いかがだったでしょうか。
通常のスーツスタイルより、セットアップスーツの方が
間違いなく生地選び・サイズ感の難易度が上がる事が伝わりましたでしょうか?
クールビズしかり、カジュアル化すると、服装の難易度は上がります。
センスという数値化出来ない基準がベースになり、ただスーツを着ておけば
失礼がない時代は終わり、服装に気を使う時代になっています。
チョットした知識を持つだけで、服装のカジュアル化を楽しみ、
仕事にもプラスになると思いますので、良かったら参考にしてみてください。