2021.06.15 ビジネススーツ スラックス
ロードハウス山内です。
ロードハウスのお直し依頼の中で一番多いのは体型変化によるスラックスのウエスト調整依頼が一番多いのですが、その次に多いお直し依頼がスラックスのお尻の破れと裂けの修理依頼を多く預かります。
スーツだとスラックスの負担が大きいので先にダメになってしまいますね。
キレイに目立たなく直すのであれば、かけつぎという方法で何事も無かった様に直す事も可能なのですが、すでに弱っている生地をかけつぎしてもまたすぐに破れてしまいますので、すでに破けてしまった物にはミシンによるステッチ修理をお勧めしています。
写真の様なバックポケット口のステッチ修理では少し跡は残りますが、強度的には丈夫ですので、スラックスのお尻などの力のかかる部分の修理にはオススメです。
でも一番は、破れない様に履く事が出来ればそれが一番いいですね。
スラックスを破れにくく履くには少しポイントがありまして、すでに実践されている方も多いと思いますが、まだされていない方の為にお伝えします。
とても簡単です。
深くしゃがむ時には必ずヒザ上10センチから15センチ上あたりの折り目をつまんで、少し上に持ち上げてから、しゃがんで下さい。
凄く簡単な作法ですが、中腰の状態で比べてもらうとお尻の部分の生地の張り方の違いを感じて頂けると思います。
お直しも受け付けておりますが、まずは予防からお試し下さい。
それでも上着より先にスラックスが傷む事が多い様でしたら、初期投資は高くなりますが、2パンツスーツでローテーションを組んで履いて頂くと初期投資以上に長持ちしてくれると思います。
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ではまた。