2020.09.28 ビジネススーツ
こんにちわ、「 服を福につなげる仕立て屋 」
ロードハウス ストアマネージャーの河内(カワチ)です。
今回は、「 ビジネスで着る機会が少ない方のスーツ選びのポイント 」
について、ご紹介したいと思います。
ポイントは、たったの3つですが、店頭にくると
目移りしたり、やっぱり細く作りたいなど誘惑が多いので、気を付けましょう。
芸能人やモデルの方が着たり、テレビや雑誌で見かける
トレンドのデザインやカラーは、せっかく購入するんだからと
欲しくなる方も多いのではないでしょうか。
人より早く着て、人より早く手放すくらいの
気構えがある方には向いていますが
ここはグッと我慢。
長く着たいのであれば、我慢ガマンです。
着る頻度が少ない方は、おもしろくはありませんが
色柄、デザインともにベーシックにされた方が
汎用性が高く、長く着る事が出来ます。
色柄、デザインがベーシックな分、生地や縫製の
グレードにこだわり、毎日スーツを着ているビジネスマンより
少しいいモノを着ると、モチベーションがあがります。
たまに着る時は、商談、出張、会合、会議など
ビジネスにおいては、大事なシチュエーションが多いもの。
少し上質な素材を纏う事が自信にもつながり、プラスに
働く効果が期待できます。
5年後、10年後の、ご自身の体型を想像した事が
ある方も多いとは思いますが、20代からの体型を
そのまま維持できる方は、非常に少ないのが現状で
加齢とともに、人間の体は少しずつ変化していきます。
10代20代の方は、タイトなシルエットで作られても大丈夫ですが
サイズ感もトレンドがあります。スーツの方向性としては
ややゆったりのフォーマルなテイストに移行していますので
あまりにタイトすぎるスーツは、長い目でみるとオススメではありません。
30代40代の方は、一番体型変化を感じる年代でもあり
ビジネスでは重要なポストに就いたりする方も多い為
ベーシックなスーツを何着か持ち、大人のサイズ感で着こなすといいと思います。
50代60代の方は、数の必要性がなくなってくる為
少し上質な素材を、少し余裕のあるサイズ感で
着られるといいと思います。上質な素材は、タイトに作るより
少し余裕のあるサイズ感の時の方が、良さがわかりやすく
着心地がいいと思います。
出張、学会、結婚式参列など、考えられる目的・用途の
優先順位をつける事で、生地とデザインが決まってきます。
出張 ⇒ 長時間移動する為、シワになりにくい素材
学会 ⇒ 目上の方の存在も考慮して、おとなしめの素材
結婚式参列 ⇒ 礼儀を尽くして3ピーススーツ
簡単な一例ですが、ただ気に入ったスーツを買うのと
目的・用途まで考えて買うのでは、同じ見た目のスーツでも
中身が全く違うものになります。
着る機会が少ない分だけ、ビジネスであればその価値が
高くなり、結婚式参列であれば、お祝いの気持ちを服装を
通じて伝える価値に変わります。
1着のスーツが生みだす付加価値は、買い方次第で
大きくなりますので、スーツを検討される前には
是非考えてみてくださいね。