2020.09.17 フォーマル
「 ブラックフォーマル 」「 礼服 」「 略礼服 」「 喪服 」
いろいろな呼び名がありますが、基本的にはどれも
同じ意味で使われていますが、コラム内では
ブラックフォーマルで進めさせていただきますね。
ブラックフォーマルは、事前に用意する方が少ない
アイテムの代表です。多くの方は、ご注文頂く際に
「 出来るだけ早めに 」と言われるケースが多いです。
今回は、ブラックフォーマルを買うタイミングに
ついてご紹介していこうと思います。
親族の結婚式参列、お葬式がすぐに思いつく着用シーン
ではないでしょうか。結婚式は事前に日程が決まっていますので
準備に十分な時間がありますが、お葬式は突然の一報により
急いでクローゼットに探しに行く方が多いのではないでしょうか。
普段、生活必需品やどうしても欲しいものは、買うのを
忘れるなんて事が少ないですが、ブラックフォーマルは着る機会が少ない為
買い替えのタイミングが忘れがちになってしまいます。
ブラックフォーマルを1着も持っていない方は、
社会人になった時、結婚して所帯を持った時、
仕事で責任ある立場になった時など、人生の内に
何度か購入を考えてるタイミングがあると思います。
今、ブラックフォーマルを持たれている方は
結婚式、お葬式など実際に着用した時に
買い替えのタイミングと気づく方が多いようです。
相談内容の多くは
・デザインがダブルでブカブカ
・久しぶりに着たらサイズがきつかった
・虫食い
ほとんど、この3つにあてはまります。
非日常の場面で相手を敬う礼装として、思い立った時
準備をしておく事が大事になってきます。
サイズを合わす事を前提で考えてみると、一番は
「 黒さ 」でしょうか。
同じデザインのスーツが並んだ時に、遠目からでも
一番気になるのが、黒さの質です。
漆黒の黒にような、究極に黒さを追求した
ブラックフォーマルを選んでおけば、これから
長い期間着続けても、どこに行っても恥ずかしい
思いをする事はありません。
個人的には、素材のグレードも大切ですが
道具として礼装の観点からも、日本では
「 黒さ 」この一点がブラックフォーマルの良し悪しを
決める試金石になっています。
ブラックフォーマルは、非日常の場面で相手を敬う礼装です。
人生の節目節目で、ご自身の立場も変わってきます。
今の年齢、お立場にふさわしいブラックフォーマルを
急に必要になって、前日や当日仕方なく買うような事にならないように
事前に準備をしておくことをオススメします。
ストアマネージャー カワチ