2020.07.23 成人式スーツ
こんにちは、ロードハウス 赤尾です。
成人式に、オーダースーツの部門で関わるものとして、成人式のアンケートなども、参考にさせてもらっています。
そんなアンケートを分析しながら、成人式におけるオーダースーツの有りかたについて書いてみたいと思います。
まず、成人式の出席率ですが、なんと、昔よりも今の方が出席率が高いのです。
今は75%もの人が出席しています。これが、私が成人の頃、約25~30年前になると出席率は60%で、
今よりも15%も低かったのです。(今は女性80%、男性70%くらいです)
では、なぜ出席率が高くなってきているのでしょうか?
これには、3つの要素があると思われます。
働き方改革と衣装の充実と、荒れなくなったということです。
特に男性に多いのですが、仕事の都合や、忙しくて出席できなかったのような、仕事がからんだ為に欠席になるケースが
激減してきています。
また、女性では面倒であったり、会いたくない人がいるなどと、人間関係などがからんでくるケース多いようです。
このあたりも改善してきているのでしょうか。繊細な問題なので実際は不確かですが、
イメージとしては出席しやすい環境になってきていると思われます。
そして、私どもも関わってくるものとして、衣装の充実が挙げられます。
特に女性は20から30年前と今は何が違うかというと、レンタル振袖の充実です。着物の購入率は昔は50~60%が、
⇒ 25~30%に 以前の半分の割合に変わっています。
これは、レンタル振袖が全体の50%に増えたのに加え、親や親戚が着た振袖を今、改めて着用する人も25%もいて、
衣装に対して、経済的にも趣味趣向的にも、叶えられる条件が整ってきていることがあげられます。
という事で、昔は、衣装の問題で出席できなかったという理由が存在したのですが、今は解消しているようです。
一方の男性は、着物、羽織袴になってくると、全体の10%いるかどうか? という割合になります。こちらも、購入とレンタルとどちらもいる様です。
その他の90%の人はスーツになります。
我々が最も重要視しているこのスーツですが、このスーツにレンタルという選択肢はほぼないです。
一番多いのは、
1.以前購入していた既製品のスーツを着る。
2.成人式に向けて、既製品のスーツを買った。
3.成人式に向けて、オーダースーツを作った。
どうしても、オーダースーツは3番手になってしまっています。
女性に比べると、成人式の衣装に対する想いが低いようです。
これには、金額的な側面もあるでしょう。
しかし、それだけでは、なくて、『テーラー』や『オーダー』がどんな所で、どんなことができて、どんな物になるのか、
この年代の人に
知られていない!
のが大きいと勝手に思っています。
ということで、我々は、インスタグラムなどの、SNSを今後も使いながら、
この年代の人にも、スーツの魅力を発信していきます。
このブログを見て頂いた、新成人の人、ひやかし半分でもかまいません、一度、店覗いてください。
今も昔も成人式に出席する一番の目的は、『人生の節目として』 と 『友人に会いたいから』 圧倒的にこの2つでして、
衣装はこの気持ちに華をそえる存在です。
やっぱり、このタイミングで、人によってですが、自分の趣味趣向の表現の場面として、衣装に気を使いたい人も多いようです。
それが、シンプルな無地が良い人もいれば
、デニムスーツがいい人もいます。
そして、チェックなどの柄で、少しくらい目立つ方がいい人もいます。
我々は、どのような趣味趣向の方が来られても、ベストな判断ができ、形にできると自負しています。
安心して、相談にいらしてください。
せっかくの友人や知人、同級生と会う機会です。
納得のいく衣装で臨んで下さい。
敷居の高い所ではありません。
お待ちしています。