2020.06.06
こんにちは、ロードハウス 赤尾です。
先月紹介させていただいた、デニムシャツのブログについて、お客様より反響をいただきました。
こんな、ブログを見て下さっている方がいるなんて、ありがたい限りです。調子に乗って、続編のような事を書いてみたいと思います。
前回は、デニムシャツとダンガリーシャツを区別せずに、一緒のものとして、デニムシャツが売れていますとの記事を書きました。
ただ本来は、2つのシャツにシャンブレー生地のシャツを足した3つの生地が近い生地として存在しているのです。
この機会にきちんと区別しておきます。
私の認識では、3種類の生地は、ほぼ似たもので、織の違いと厚みの違いで思っていましたが、正確には違っていました。
(深堀りして詳しく知ることができました。良かったあ 恥をかくとこでした、K様のおかげです。ありがとうございます。)
どのように違うのかですが、
世間一般的に思われているのと、ギャップがあるんじゃないでしょうか。
本来、デニム生地は、経糸(たていと)がインディゴ染の糸、緯糸(よこいと)が白糸の綾織(あやおり)で、これは、本来のデニムの認識で全く間違いはありません。そして、一般的にはやや厚みがある生地です。
綾織は、斜めに模様が入るのが特徴。
織の関係で、表面にでてくる縦糸が多くなるので、生地の表面は、インディゴカラーになり、生地の裏面は反対に白っぽくなります。
表面は、2/3縦糸のインディゴがでてくるので、インディゴに見えます。
これは、デニムシャツです。
(ここまでは、間違いないです。)
この写真は生地の裏側が白で、綾織りなので、デニム生地で間違いないです。
ついてきていますでしょうか?
次に、本来のダンガリー生地ですが、デニムの経糸と緯糸が逆になっている綾織の生地とのことでした。
(そしたら、生地の表面は白っぽいのか? どうやらそれで間違いないようです。)
デニムと色の出かたが逆になります。 ただ、厚みも薄くなるので、デニムほど表と裏の色の違いはないようです。
結果、カラーとしては、ブリーチやインディゴの薄いカラーが多くなり、デニムより厚みも薄い生地であるとのことで、
市場では、このような純粋なダンガリー生地は少ないようです。
今までの私の認識では、ダンガリーは、織そのものが平織(ひらおり)で、縦糸がインディゴ糸、緯糸が白糸、といった認識でした。
平織は、縦糸と横糸が交互に織られるので、細かい格子柄に見えます。
本来のこの織はシャンブレー生地で統一されているのが正解のようです。
これは、シャンブレーシャツです。
ということは、私は、シャンブレー生地をダンガリーと呼んでしまっていました。
(ただし、平織のシャンブレー生地もダンガリーと呼ぶこともあり、不正解とも言えないようです。複雑です。)
さらに、シャンブレーは、インディゴカラーに限ったことではなく、他のカラーもあるので、表現の幅は広くなります。
さあ、なんとなしに分かってきたところで、
デニムシャツの、スタイルや着こなしの提案もしておきたいと思います。
デニムシャツで一般的に多く見かけるのは、ウエスタンシャツが多いかな?と思います。
こんなシャツです。
アメカジの代表であるウェスタンシャツをあえて、合わせるのもいいかと思いますが、私どもでは、カジュアルに流れすぎるかなと思い、見本は作っていません。
ただ、相性は良くデニムスーツやジャケパンに合わせて、少し着崩したりして、素敵な感じになると思います。
もちろん、オーダーなので、お作りすることも、出来ます。(オプション料かかりますが・・)
その他、私達がおススメしているのは、好きなように作ってもらうデニムシャツです。
色やエリ、ポケット、シルエットなど、デニムなので、色々と自分の好きなように作っても、
カジュアルでもシャケパンでビジネスでも、イベントでも、相性よく、着こなせるのが、デニムシャツ(ダンガリーシャツ・シャンブレーシャツ)のいいとこです。
ボタンダウン
カジュアルにボタンダウンでも、カッタウェイも フォーマルにウィングカラーにして、プリーツとって、タキシードとの着こなしをしたりも、
カッタウェイ
ウィングカラー(プリーツ付)
ポケットも、もちろんフラップをつけてもいいし、ポケットなくてもいいし、 本当に自分の好きなように仕上げて下さい。
フラップ付、左右ポケット
ポケットなし
例えば、白シャツが何とでも相性がいいよくて誠実に見えるように、
何にでも合う白シャツ
デニムシャツは、何とでも相性がよくて、オシャレになる、魔法のアイテムです。
何にでも合って、オシャレになるデニムシャツ
興味が湧いてきたところで、『ロードハウスへ』 Let’s go です。
(へんな勧誘ではありません。笑)