2019.12.12 岡山デニムスーツ
こんにちは、ロードハウス赤尾です。
いよいよ年末ですが、忘年会や同窓会などの機会が増えて、寒いうえに体調も崩しがちですので、飲み過ぎには注意です。ほどほどがいいですよ。
今回は、なぜ??? デニムと言えば「岡山」なのかについて、書きたい思います。
ほとんどの方が、「国産ジーンズ発祥の地」であるから、とか、児島地区や備後地区でデニムの生地やジーンズの生産が盛んだから・・・・
といったことを、ご存知で、そのように言われているのだと思います。
そうです。正解です。
じゃあ、「何をもって国産ジーンズ発祥と言うのでしょうか?」
全ての衣料品に言えることですが、最終の縫製(組み立て)を行った場所が原産国になります。
と言うことは、例えば、生地や釦やファスナーなどの産地がどこのものであっても、日本で縫製していれば、「メイドインジャパン」・「日本製」ということなのです。
ロードハウスのデニムスーツは メイドインジャパンです。
反対に、日本生地で、日本の部品を使っていても、中国で縫製していれば、メイドインチャイナです。中国のレベルも今は高いですが・・・・
話が、デニムから反れてしまいますが、私どもロードハウスのスーツは、生地がイタリアであっても、イギリスであっても、全て日本で縫製しておりますので、スーツとしての原産国は、日本になります。日本の縫製技術はすばらしいのです。
話を戻します。国産ジーンズ発祥! ということは、日本で初めてジーンズを縫って作って、製品にしたのが、1960年の岡山の児島であったということです。
※当時の社名が、マルオ被服、現在のビックジョンです。
ただ、これだけではないんです。
デニム生地そのものは、特に一般的にジーンズに使われるものは、最初とても硬いのをご存知でしょうか?
ジーンズ好きの方はよくご存知だと思いますが、ノリと生地の厚みで、とて硬いのです。その為、そのままのジーンズをはくと、とてもゴワゴワしてい痛く感じたりします。リジットデニムや生デニムなんて言ったりします。
国産ジーンズが出来た当初もそんな声は多く、製品として拡販する為にはやわらかくする必要がありました。
そこで、現在のワンウォッシュにあたる、洗い加工も、岡山の児島でスタートしたのです。(これもかなり画期的なことなのです)
さらに、さらに、まだ岡山からスタートしたものがあります。
国産のデニム生地です。・・・・
それまでは、国産ジーンズと言っても、生地は輸入していました。先程の話で、国産ではありますが、「オールニッポン」ではなかったのです。
日本で初めてのデニム生地を生産したのは、1973年に、倉敷紡績(クラボウ)が初めて、国産のデニム生地を生産しました。(倉敷工場や岡山工場で生産したのかは不明ですが・・)
この時点で、生地から縫製へそして、最終加工まで岡山で完結する、「オールニッポン」のジーンズが初めて、できあがったのです。
そして、年月が過ぎ、岡山の地で、デニム生地の技術・縫製の技術・パターンの技術・洗いの技術・加工の技術・販売の技術・の敬称と進化により、今日の「岡山デニム」になり、今なお、国内デニム生産日本一として君臨しています。
それが、「デニムの聖地」たる所以なのです。
進化したデニムは、様々の仕様で楽しむことができます。
「ロードハウス」は、この歴史ある「岡山デニム」を使い、国内の最高な技術により、オーダー製品を形にしています。
是非、ご興味の湧いた方は、一度見に来て下さい。
お待ちしています。