瀬戸内シャツ。

2019.04.16 ビジネスシャツ

瀬戸内シャツ。

瀬戸内シャツって、ご存知ですか?

岡山のオーダースーツ専門店ロードハウス山内です。

 

岡山県の衣料品の特産品と言われて思い付くのはデニムではないでしょうか?

デニム以外にもじつは学生服とかも有名なんですよ!

岡山の方はご存じですよね。

今回はデニムの影に隠れている岡山の衣料品の特産品のお話しです。

 

そーなんです岡山ではデニムの影に隠れてシャツも沢山生産されているんです。

と言うのも、デニムもシャツも同じ綿で出来ている事がポイントなんです。

岡山の特に南の地域は、干拓地されてできたエリアが多く、塩分の残る土壌で栽培できる綿花の栽培が盛んでした。

そこで取れた綿花から製品に加工していく文化が岡山には根付いているんです。

アパレル王国おかやま。

 

今回またも、物作りが大好きな私山内が、皆様の代わりに工房見学に行ってまいりました。

私達のお店で取り扱う玉野のオーダーシャツ工房さんです。

では早速。

 

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工房からの瀬戸内の風景。

瀬戸内の穏やかな空気感。故郷の香り。

青い空、対岸の山々・・・。

 

失礼。早速。

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まず裁断の工程。

型紙をあてて切り出し刀でカットしてる所です。

裁断のおじさん、メッチャ早い。写真も連射モードで対応。(汗)

カフスと襟、台衿を抜いてますね。

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とにかく早い。

 

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縫製の工程。

身頃と芯を貼った前立てを縫製してる所です。

おばちゃんが一針一針軽やかなリズム。

私が写真を撮ってると微笑んでくれて、とても和みました。

瀬戸内の気候がそうさせるんかな。

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プレスの工程。

裾の折り返しの癖付けしてる所ですね。

おねーさんもスピーディーに仕上げていきます。

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最終検品の工程。

おにーさんの細やかなチェックと仕上げアイロン。

このシャツのお客さんは台衿とカフスの裏地変えたんですね。

お洒落さん。

 

とまー駆け足で見て頂きましたが、本当はもっと沢山ファインダーに納めましたよ。

お時間御座いましたら下までご覧ください。

各パーツの型紙。

パーツ、サイズ、デザイン。

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シャツ生地のストックの一部。もっとメッチャいっぱいある。

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ミシン工程後の縫い糸の始末。

目打ちで一針ほどいては結ぶ。

繊細。

ほんとこの工程がめっちゃ大切。

見落としがちでも着心地、見栄えはここで変わる。

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特殊ミシン。

釦付け用やカンヌキ用

マシーンマニアの構図。鋳物表面に粉体焼き付け塗装かな~?

糸と鉄のコラボ。

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現場を見に行くと物に作っている人のぬくもりを感じる。

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一手間一手間。

人の手が支えてる。

 

そろそろシャツ本番のシーズン。

個人的には日本らしい丁寧な仕事をしている瀬戸内シャツおすすめです。

郷土愛からのひいき目でしょうか?

それもまた良し。