2018.11.08
昔の物ってたいがい重くて、扱いづらい、でもカッコよくて。
最後の「カッコよくて。」が無ければスルーできるのにカッコよくてがついているからスルー出来ない。
そんな所のある山内です。
カッコイイの捉え方も多々ありますが、
個人的には時代を感じられる物に魅力を感じます。
なので、お店の在庫でもビンテージ品が気になります。
正直、仕立て上がりはずっしりと重たいです。
でも、捉え方によっては目付けがしっかり有るということですから、羊毛を沢山使う贅沢な素材ともとれます。
そうなんです!
重厚感ですよ!
ただ単に重たいのではないのです。
そこが最近の物には無い魅力なんです。
現代にこの原毛のクオリティーと目付け、そして洋服としては大切な個性的な色柄を再現すると需要と供給のバランスが取れず、再現する事が難いしのではないかと思います。
それと織られた直後と違い時間が素材を調理していますので物質として安定しますし、適度に油分も抜けて現行品にはない風合いと風格もビンテージ物の魅力です。
素材やスペック表記ではないビンテージ独特な雰囲気。
今年織りたてのピチピチの現行品も楽しいですが、一歩踏み込んで、ビンテージの世界もまた楽しいですよ。