2017.09.21 ビジネススーツ
皆さんこんにちは。
岡山のオーダースーツ専門店
『服を福につなげる仕立屋』ロードハウスの遠藤です。
早いもので、9月も残すところ後、1週間ほどですね、、
ついこの間まで、「暑い暑い」と言っていましたが、最近では、朝夜と涼しいというか、肌寒い季節になりましたね、、、
遅い方でも、そろそろ衣替えを準備しているんでは、ないでしょうか?
今日は、そんなスーツの衣替えについて、書こうと思います。
皆さんご存知と思いますが、スーツにも春夏、秋冬とあります。
えっ!?そうなの?スーツって、ずーと着れるもんじゃないの?って思われる方は、結構多いんではないでしょうか?
まず、生地が違います。
一般的に、スーツには夏用(春夏物)と冬用(秋冬物)、そしてオールシーズンといったように、季節ごとに種類が分かれています。
そのため、「オールシーズンのスーツだけあれば良いのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、オールシーズンのスーツは、冬は冬用スーツを着るより寒く、夏には夏用スーツを着るより暑くなってしまう傾向がどうしてもあります。
一般的に夏用スーツの生地は薄く、織り方は粗く、軽いものが使用され、
冬用スーツは生地が厚く、織り方はきめ細かく、重いものが使われます
「目付(めつけ)」といわれる生地1mあたりの重さによって採用される季節が変わってきます。
230g以下が春夏のスーツ、
260g以上が秋冬のスーツと言われています。
裏地の付き方によっても、見分ける事が出来ます。
背中の部分に裏地がない背抜き。
裏地がないことで通気性が高まり、涼しく過ごせるので春夏向けスーツに多く採用されます。
背中の部分に裏地がある総裏。
裏地があることで保温性が高まり、暖かく過ごせるので秋冬向けスーツに多く採用されます。
最近では、室内は冷暖房が、完備されているので、秋冬用でも背抜きにされる方がいるので、一概には春夏は、背抜き、秋冬は総裏と言えません。
この様に、スーツも季節ごとに分かれています。仕事で着る服だからこそ、季節に合った物を選ぶと、より快適に過ごすことが出来ます。
そして、毎日着るスーツだからこそ、
毎日のお手入れが大切です。
長く愛用できるだけでなく、毎日のスーツ姿をかっこ良く保ってくれます。
毎日のお手入れは、すごく簡単で
・ポケットの中身を出す
・ハンガーにかける
・ブラッシングをする
の3つを実践してみてください。スーツの型崩れや虫食いなどを防いでくれます。
1日スーツを休ませて陰干しすると、しみ込んだ汗などの水分を飛ばしてくれます。
スーツを数着持っている人は、交代で着るとスーツが断然長持ちするので、ぜひ試してみてください。