生地の良し悪しで着心地の70％が決まると言われるほどで大切なのは生地選びです。

ロードハウスでは、生地の見本帳で約5000種類ご用意しておりますが、通常国内では取扱いの難しい、現地にしか存在しない生地を求めて、生地の本場英国、イタリアまで直接買い付けにも行っております。生地の見本帳でも販売できますが、リスクを背負ってでも、お薦めしたい本物の生地をご用意しております。お探し物などもネットワークの中でお探しも致します、ご相談してみてください。

生地選びのスタートとしては、着用目的・着用回数・ご予算などお話を伺った情報から、お薦めする生地はこちらである程度、絞り込んでからお選びいただきますので、安心してお好きな生地をお選びいただけると思います。判断基準として、SUPER○○’Sとか、番手、ブランドなどがございますが、お選びいただく時の優先順位としては、1番にはその生地の顔（　好きな色柄　）が好きかどうかが大事だと思います。好きな色柄のスーツは、思わず手に取る回数も増えますし、回数を重ねると生地が体に馴染んでいき、着心地も良くなるからです。是非、オーダーの一番の魅力とも言える「　生地選び　」を楽しんでみてください。

スーツはお仕立て上がり（　生地代+縫製代　）￥66,000からご用意しております。メイドインジャパンの生地から、海外にしか存在しない限定生地、一流ブランドの生地まで、選ぶ楽しさを味わっていただく為、多数ご用意しております。縫製のグレードもございますが、主には生地によってお値段や着心地が変わってきますので、当日はしっかりとご説明もさせていただきたいと思います。生地選びの、お時間の目安は30分～1時間程度お考えください。

日本に流通しているオーダー専用生地は、日本の商社が発注したものが大多数だと思います。商社が用意した生地の見本帳のいいところは、種類の多さです。私たちは、商社の生地見本帳だけでなく、足を使って、生地の生産地のイタリア・イギリスまで買付に行っています。わざわざ買付に行く理由としては、そこにしかない生地があるからです。海外買付生地は、1着だけの限定品から10着以上の奥行きがあるものまでございますが、限定品という性質上なくなり次第終了となります。いい生地とは出会いだと思いますので、気に入って頂きましたらご購入をお薦めしております。 詳しいイタリアでの買付の様子はコチラから。

「　マーチャント　」とは、生地の商社の事です。自社では生産設備がなく、色柄・クオリティを織物工場に依頼して生地を提供しています。良いところは、マーチャント専属のデザイナーが行いますので、お洒落な色柄の生地が提供できるところです。代表的な取扱いブランドとしては、スキャバル（白）、スミスウールンズ（英）、ドーメル（仏）、ハリソンズ・オブ・エジンバラ（英）、ドラッパーズ（伊）、ビエレッシ（伊）などがございます。

「　ミル　」とは、織物工場のことで、自社で工場を持ち、生地を織っています。美しい自然に囲まれた場所が多く、また綺麗な川の水が良い織物を作る為には必要です。良いところは、ミル独特の歴史を感じさせる色柄を安定して供給してくれるところです。代表的な取扱いブランドとしては、エルメネジルド・ゼニア（伊）、ロロ・ピアーナ（伊）、カノニコ（伊）、ドラゴ（伊）、フォックスブラザーズ（英）、バルマー＆ラム（英）、ダローデール （英）などがございます。

国内名門ミル　葛利毛織さんでの買い付けの模様をご報告致します。

葛利毛織さんでは古き良き時代のスーツを現代にも受け繋ぐ為に約90年以上前のションヘル式の織機を使って、生地の生産活動をされています。

和製トラッドを貫く男前な生地に興味の有る方はコチラをご覧ください。

ロードハウスでは2020年1月から新たなる10年、そしてその先の未来に向けてサステナビリティ「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」の一つの小さな取り組みとして、生地のお持ち込みの対応を初めました。 底が透けて見えてきた限りある資源を有効に活用する事が取り組みの最大の理由です。

お客様がお祝いなどで頂かれたスーツ生地や旅先で気に入られてご購入された生地などのお持ち込みの生地をお仕立て致します。

詳しくはコチラから。

Question

出張が多いのでシワになりにくい生地が欲しいのですが？

Answer

多くの方は、せっかく買うのならシワになりにくく管理がしやすい方がいいと思われるかもしれません。しかし、天然素材でシワにならない素材はありません。ちなみに、シワになりにくい生地は、シワになった時取れにくい側面も持っています。私たちは、ある程度のシワを天然素材の持つ良さとして楽しんでもらい、人間の持つ自然治癒力のように、生地自体が持つ回復力がある素材と、少し粗野でザックリとしたシワになりにくい素材と、双方の側面から生地の良さをご説明させていただいております。どちらも服地としては、一長一短ありますが、素材の良さを楽しんでいただきたいと思っております。

Question

イタリアとイギリス　どちらの生地がお薦めですか？

Answer

華やかなイメージのイタリアと、質実剛健なイメージのイギリスでは、服地に対する考え方が違います。 独特の色使い・艶・着心地・軽さをお求めの方はイタリア生地、シワになりにくい・ハリコシ・耐久性をお求めの方はイギリス生地がお薦めです。その背景として、トレンドに敏感なイタリア文化、そして、孫の代までモノを大事にするといわれるイギリス文化が関係していると言われています。同じサイズでお作りしても、全く違う着心地になるくらい、生地によって変わってきますので、そのあたりもしっかりとご説明させていただきますので、生地選びで悩んだりしながら楽しんでもらえると幸いです。

Question

ビジネススーツにおける、お薦めの色柄を教えてください？

Answer

トレンドだけのお話でしたら、落ち着いたネイビー・グレイ・ブラウンカラーで、柄は無地かストライプ柄とお答えしています。

おまかせ頂けるのであれば、私たちの想いとしては、トレンドも大事ですが、仕事内容、クライアント様の好み、顔写りなど、お仕事上プラスになるようなご提案をしたいと思っています。お伺いした仕事内容によって、クリエイティブな色柄、安心感のある色柄、少し年上に見える色柄など、生地の方向性が決まってきますので、最終的に2・3点くらいまでに絞り込ませていただき、お選びいただくようにしています。