普段、スーツを着用されない医療従事者の方は、スーツを着る場面で悩んだり、迷われることもあるのではないでしょうか?
お悩みに、少しでもお役に立てれば幸いと、最低限の着こなしルールなどをご紹介させていただきます。
学会に参加する服装にルールはありません。
ただ、あくまで知識・技術の向上や研究成果の発表の場なので、カジュアルな服装は向きません。
また、発表される方への敬意を表するという意味でも、スーツスタイルでの参加が好ましいという結論が導き出されます。
基本的には大柄のチェックや奇抜な色合いの生地は避けたほうが無難。
かといって、黒の無地では冠婚葬祭となってしまうので、ネイビーやグレー系の控えめな柄物や無地がおすすめです。
ご自身が登壇される際には、服装についても悩まれることと思います。
清聴して下さる方々への敬意と感謝の気持ちを込めて、スーツの正装である、ベスト付きの3ピーススタイルが基本となります。
スーツの歴史を紐解くと、スーツとはベストを着用したスタイルが基本であるため、人前でのスピーチには、3ピーススーツが最適回答です。
上質な服地の、フォーマルなダークネイビーの無地か、チャコールグレーの無地を選択されると間違いありません。
そして、着こなしもきちんとした正装マナーを守る事が必要です。
なお、サイズの合っていないスーツや古く傷んでいるスーツは、印象もご自身のモチベーションも良くなりません。
登壇される際には、ご自身に自信を与えてくれるスーツを新調するのがおススメです。
ドクターの証であるドクターコートは、オーダーできます。
私たちは、普段から作っているスーツのノウハウから ドクターコートを完成させました。 イレギュラーのサイズでご注文をいただく事もありますが、私たちの想いとしては、このドクターコートを着る事によって、仕事に対する熱意に転換して頂きたく思います。
【ご注意】
スーツの着こなしにはルールが存在します。
その中から一部をご紹介させていただきます。
ジャケットの一番下のボタンを留めている方をときどき見かけますが、一番下のボタンは飾りです。
男性の場合、上着やベストの一番下のボタンは留めないという「アンボタンマナー」があります。
これが正式なスーツスタイルのルールです。
2つボタン、3つボタンにかかわらず、一番下のボタンは留めません。
立っているときは、前のボタンは留めるべきですが、座っているときは外すのがルールです。
座った際にボタンを留めていては、見苦しいシワができてしまい、エレガントさに欠けてしまいます。
着席する際にさりげなくボタンを外し、起立の際にさりげなくボタンを留めるようにしてください。
この動作を「さりげなく」出来るようになるととてもスマートに見えます。
普段スーツを着なれてらっしゃらない方は、動きやすさや着心地を重視するために、実際の体型よりも大きめのサイズを選びがちです。
本来フォーマルな装いであるスーツをオーバーサイズにすると、一気にフォーマル感が失われ、だらしなく、古く見られる可能性が高くなります。
太っている人でも、痩せている人でも同じです。
下手に体型をカバーしようとしてゆとりのある服にすると、かえって目立ってしまうこともあるので注意が必要です。
きちんとした着こなしに見せるのであれば、どのような体型の方でも「ジャストサイズ」が重要となります。
スーツのスタイリングはスーツ以外にも、シャツやネクタイなどのアイテムが不可欠ですが、その中でも、靴は投資しがいがあり、とても費用対効果が高いアイテムです。
お手軽プライスの靴は買った時が一番キレイでその先は消耗していくだけですが、良い素材を用いた靴は磨けば磨くほど艶と味が出て、お手入れをしながら半永久的に使うことが出来るからです。
「身だしなみは足元から」とよく言われますが、上質な革の汎用性の高いデザインでサイズを合わせた靴を1足は持っておくべきです。
岡山で店舗を構えて45年以上、
これまで多くの医師の方の学会用スーツのお仕立てを
させていただいてきました。
普段は白衣やケーシーご着用の医療従事者の方々。
スーツが必要となるご予定がありましたら、
ぜひお早めにご相談ください。