ナポリ2日目です。おはようございます。 時差ボケ直りましたか?? 今日は「世界で最も美しい服」を掲げるブランド、Kitonの縫製を勉強しに行きましょう。
ナポリ2日目です。おはようございます。 時差ボケ直りましたか?? 今日は「世界で最も美しい服」を掲げるブランド、Kitonの縫製を勉強しに行きましょう。
ナポリのKiton本社へはナポリ駅から北にあるCaserta (カゼルタ)という町とのほぼ中間より少し手前あたりで、約30分ほどの自動車での移動になります。 ナポリの人の運転は日本人の感覚ではどう考えても理解できない激しい運転ですので、レンタカーは絶対に借りてはいけません。 現地のプロのナポリドライバーに任せましょう。
ナポリのKiton本社へはナポリ駅から北にあるCaserta (カゼルタ)という町とのほぼ中間より少し手前あたりで、約30分ほどの自動車での移動になります。 ナポリの人の運転は日本人の感覚ではどう考えても理解できない激しい運転ですので、レンタカーは絶対に借りてはいけません。 現地のプロのナポリドライバーに任せましょう。
場内はこちらの素敵なシニョーラが案内してくれます。
場内はこちらの素敵なシニョーラが案内してくれます。
Kitonと言えば最高級の生地をふんだんに使った素材も魅力の一つではないでしょうか? 最初は生地のストックルームから見せて頂きましょう。 ナポリブランドらしく発色豊かな生地が並び,見ているだけで楽しくなるコレクションです。
Kitonと言えば最高級の生地をふんだんに使った素材も魅力の一つではないでしょうか? 最初は生地のストックルームから見せて頂きましょう。 ナポリブランドらしく発色豊かな生地が並び,見ているだけで楽しくなるコレクションです。
Kitonの耳ネームも入れられ、生地もより一層誇らしげに見えますね。
Kitonの耳ネームも入れられ、生地もより一層誇らしげに見えますね。
そして二階に入ると全て仕立てのエリアです。 現在の一般的な縫製工場では、CAD-CAMという機械にパターンが入力されており、生地を機械にセットすると裁断された状態で出力されますが、Kitonではパターンの型紙を生地に合わせてチョークで転記しするスタイルを残しています。 この工程での手間は非常に大きいのですが、上質の生地を取り扱う上で、機械の裁断では素材に傷を付けてしまう恐れが有る為、慎重に手で転記されるのです。
そして二階に入ると全て仕立てのエリアです。 現在の一般的な縫製工場では、CAD-CAMという機械にパターンが入力されており、生地を機械にセットすると裁断された状態で出力されますが、Kitonではパターンの型紙を生地に合わせてチョークで転記しするスタイルを残しています。 この工程での手間は非常に大きいのですが、上質の生地を取り扱う上で、機械の裁断では素材に傷を付けてしまう恐れが有る為、慎重に手で転記されるのです。
手で転記した物は手で裁断する事になります。 転記した仕様やデザインの意図をくみ取りながら一着一着ハサミで断たれています。 機械だと一瞬ですが、Kitonの拘りを感じます。
手で転記した物は手で裁断する事になります。 転記した仕様やデザインの意図をくみ取りながら一着一着ハサミで断たれています。 機械だと一瞬ですが、Kitonの拘りを感じます。
写真はポケットの作成工程です。 ポケット口はもちろんの事、フラップも手縫いで仕立てます。
写真はポケットの作成工程です。 ポケット口はもちろんの事、フラップも手縫いで仕立てます。
肩芯作りの工程です。 中の芯も手作りですし、取り付けも手でかがり止めていきます。 まさにサルトの仕立てですね。
肩芯作りの工程です。 中の芯も手作りですし、取り付けも手でかがり止めていきます。 まさにサルトの仕立てですね。
内ポケット、裏地工程です。 一針一針熟練の手の仕事です。 縫い目のあの上品な凹凸感は手仕事の証です。
内ポケット、裏地工程です。 一針一針熟練の手の仕事です。 縫い目のあの上品な凹凸感は手仕事の証です。
上襟の止めつけ工程です。 襟の輪郭を成形してまつり止る。 良い雰囲気の服になってきました。
上襟の止めつけ工程です。 襟の輪郭を成形してまつり止る。 良い雰囲気の服になってきました。
ボタン付けホールかがりや端の始末などまとめ工程です。 もちろん、裏地や直線の部分などの一部にミシンの工程もありますが、ほとんどミシンが見当たりませんでした。
ボタン付けホールかがりや端の始末などまとめ工程です。 もちろん、裏地や直線の部分などの一部にミシンの工程もありますが、ほとんどミシンが見当たりませんでした。
プレスで仕上げて完成です。
プレスで仕上げて完成です。
Kitonの正体はサルトの仕事を一つのブランドの中でしている事でした。 そしてここからもすごいKiton。
Kitonの正体はサルトの仕事を一つのブランドの中でしている事でした。 そしてここからもすごいKiton。
新しい世代にサルトの技術を残す取り組みも行われています。 二階の一部が洋服の学校になっており、選ばれた学生を教育する試みがなされているのです。
新しい世代にサルトの技術を残す取り組みも行われています。 二階の一部が洋服の学校になっており、選ばれた学生を教育する試みがなされているのです。
しかも学費は無料です。 そして、驚く事に後にKitonに就職しなくてもいいという取り組みなのです。
しかも学費は無料です。 そして、驚く事に後にKitonに就職しなくてもいいという取り組みなのです。
手仕事をするサルトをKitonは誇りに思っているからこその取り組みなんだと私は深く感銘をうけました。 残念ながらロードハウスではKitonの取扱いはありませんが、とても良い文化を見させて頂きました。 Kitonの皆さんありがとうございました。
手仕事をするサルトをKitonは誇りに思っているからこその取り組みなんだと私は深く感銘をうけました。 残念ながらロードハウスではKitonの取扱いはありませんが、とても良い文化を見させて頂きました。 Kitonの皆さんありがとうございました。
Kiton の二つの場内を繋ぐ通路はドイツ建築家Hadi Teherani (ハイジ テラーニ)設計の光挿し込むトンネルにはKitonの総帥Ciro Paone(チロ パオーネ)がSotheby’s (サザビーズ)のオークションで競り落としたDuca di Windsor (ウィンザー卿)のコレクションがディスプレーされています。
Kiton の二つの場内を繋ぐ通路はドイツ建築家Hadi Teherani (ハイジ テラーニ)設計の光挿し込むトンネルにはKitonの総帥Ciro Paone(チロ パオーネ)がSotheby’s (サザビーズ)のオークションで競り落としたDuca di Windsor (ウィンザー卿)のコレクションがディスプレーされています。
お客様を担当するのは、豊富な知識と
経験はもちろん、所作を心得たスタッフです。
ストアマネージャー/シューフィッター
AKIHIRO KAWACHI
ストアマネージャー/シューフィッター
河内 昭宏 / AKIHIRO KAWACHI
延べ1万人以上のお客様を採寸してきた経験から、
あなたに最適なご提案を致します。雑談を含め
ゆっくりとお話しを聞かせていただくところから始めましょう。
ー スーツをご提案する際に大事にしていること
お客様一人一人との対話( Bespoke )から、お客様に最適なスタイルを確認する事から始めています。
自分自身が着たい、友人に着せたい想いから、お客様に本当に似合う色柄とサイズ感をご提案しています。是非、一度お話しを聞かせてください。
ー PROFILE
岡山県出身。1997年入社。バイヤー時代に素材の良し悪しを見抜く目と、お客様に最適な素材提案を習得。プライベートではロードバイク、登山、ゴルフが趣味です。
バイヤー/上級洋服技術士
KAZUYA YAMAUCHI
バイヤー/上級洋服技術士
山内 和弥 / KAZUYA YAMAUCHI
その人に合わせた最適なサイズ感を話し合い、着る楽しみを大切にしたいと考えています。
長く着て頂ける1着を共に作り上げましょう。
ー スーツをご提案する際に大事にしていること
学生時代より洋服を勉強し、洋裁技術上級を取得しています。
洋服のパターン作成から縫製、仕上げまで習得していますので、その経験を活かし、お客様に最適なサイズ感をご提案したいと思います。
ですが、技術以上に、良い服を作る上では着る人の事を知る事が大切です。
是非一度、お話をお聞かせ下さい。
ー PROFILE
岡山県出身。服飾専門学校卒業後、大手アパレルメーカー勤務。その経験を活かし、ロードハウスへ入社。プライベートでは模型作成、車、DIYが趣味です。
フォーマルスペシャリスト
DAISUKE AKAO
フォーマルスペシャリスト
赤尾 大輔 / DAISUKE AKAO
お客様と話をしながら作り、
喜んでもらえる1着にしたいと考えています。
気軽に声をかけてください。
ー スーツをご提案する際に大事にしていること
お客様が想っている事を形にしていき、喜んでもらえる事を大事にしています。
長年のアパレルでの経験を生かし、細部にまでこだわった素敵なスーツを提案します。
いっしょに、長く着て頂ける、素敵なスーツを作りましょう。
ー PROFILE
岡山県出身。1993年入社。入社後、アパレル部門で、営業・バイヤー・MDを経験。
その経験を生かす為に、満を持して「ロードハウス」に加わりました。よろしくお願いします。
プライベートでは、ドライブ・旅行が好きです。