2016.09.20
こんにちは、
ロードハウス山内です。
涼しくなってきましたね。
今回は、秋からオーダーを開始する、
スーツを着られる方なら皆さん一度は気になるフルオーダーのお話しです。
私も、スーツを毎日着ているので、着心地とシルエットが気になります。
毎日着ているイージーオーダースーツでもサイズ感は十分な仕上がりなのですが、
それ以上に体に沿った物を見みたいと思うようになり、そして、お客様の中にも
そのようなお声が聞こえてきましたので、取扱いを開始する運びになりました。
参考までに私が愛用しているロードハウスで仕立てたイージーオーダーのスーツを見て行きましょう。
いかがでしょうか?
生地はカノニコ ラスティクトロピカル 夏物の生地です。
強撚糸で少しシャリ感が有って、湿度で生地が張り付く不快な時期でも快適なんですねー、
カノニコさんは日本の夏を良く理解されていて素晴らしいなーとか思って・・・着ています。
今回は仕立ての内容がメインの内容ですので、ラスティクトロピカルの感想はまた次回に。
サイズ感はとても気に入っており満足しています。
基本的に特別痩せた体型ですので、一般的な吊るしのスーツではダボダボでサイズが合うだけでも
嬉しいですね。
プラス、イージーオーダーでは各部のサイズや丈の他に各部位に合わせてサイズ感を微調整してシワやシルエットを調整できるようになっています。
補正としては、全体的に痩せ形の為、飛び出た肩甲骨や肩などが邪魔をしてシワがでていましたので、重点的に補正を入れて滑らかなラインが出るように補正しました。
あと、日本人に多い姿勢として、立った状態で体が後に反り返る、反身体のシワが私にも出ており、
ウエストを絞る事により、ベントが開くという現象が出ていましたので、裾周りを大きくして、
ベントが開かないようにする補正を入れています。
シルエットとしては、腕が細い為、ダボついていた袖をスリムにしています。
ウエストも余分な余りを取りクビレを作っています。
と、かなり調整して作っていますので、着心地は抜群です。
ですが、ここまで調整しても、完全にシワを取る事が出来ず、一応、動いていれば気になりませんが、止まった状態で見鏡を見ると、袖の振りのシワや、おしりの下のシワが気になります。
イージーオーダーでの補正を駆使しても、痩せ気味で骨ばった体の私では、シワが残ってしまいます。
この難しいシワも取って理想のシルエットを求めて行くのが今回の趣旨となります。
次回、「初めてのフルオーダーvol2」でより詳しくみていきましょう。